「飛行機の中でスマホのネットは使えるの?」「eSIMを入れておけば機内でもつながる?」と気になっている方へ、先に結論からお伝えします。飛行機の上空ではeSIMを含む携帯回線(4G/5G)は使えません。機内でネットを使いたいときは、その飛行機が提供する機内Wi-Fiを利用します。eSIMが活躍するのは着陸後(現地に到着してから)です。つまり「機内=機内Wi-Fi」「着陸後=eSIM」と役割を分けて考えると、迷わず準備できます。この記事では、その理由と設定の流れ、両者の違いをやさしく整理します。
結論:機内ではeSIM不可、ネットは機内Wi-Fi。eSIMは着陸後に活躍
携帯電話の回線(eSIMや物理SIMを含む)は、地上の基地局と電波をやり取りして通信します。上空を飛ぶ飛行機の中では基地局につながらないため、eSIMを入れていても機内ではデータ通信ができません。フライト中にどうしてもネットを使いたい場合は、機体に搭載された機内Wi-Fi(提供がある便のみ)を使います。一方でeSIMは、着陸して現地に到着したあとに回線をオンにすれば、到着ロビーや移動中からすぐにネットが使えます。渡航先で使うeSIMの探し方はeSIM比較ページから確認できます。海外でのネット手段を全体像から比べたい方は、海外の通信手段の比較ガイドもあわせてどうぞ。
なぜ飛行機の中ではeSIM(携帯回線)がつながらないの?
スマホの携帯回線は、地上にある基地局(アンテナ)と電波を送受信して通信しています。飛行機は高度約1万メートルを高速で飛ぶため、地上の基地局の電波が届かず、安定してつながりません。さらに離着陸時を含め、機内では電波を出す機器が計器に影響しないよう「機内モード」にすることが求められます。機内モードにすると携帯回線・Wi-Fi・Bluetoothがいったんオフになり、eSIMもこの間は使えません。
これは「eSIMだから使えない」のではなく、物理SIMでも同じです。携帯回線という仕組み自体が、上空では使えないと理解しておくと安心です。
機内Wi-FiとeSIMの違いを整理
両者は「ネットにつなぐ手段」という点では同じですが、使える場所も仕組みも異なります。ざっくり整理すると次のとおりです。
| 項目 | 機内Wi-Fi | eSIM(携帯回線) |
|---|---|---|
| 使える場所 | 飛行機の機内(提供便のみ) | 着陸後の地上(対応エリア) |
| つなぎ方 | 機内モード+Wi-FiをONにして接続 | 到着後に回線(データ通信)をON |
| 提供元 | 航空会社(便・機材による) | eSIMプロバイダー |
| 料金の考え方 | 便・路線・プランで異なる(無料/有料) | 渡航先の容量・日数で選ぶ |
| 速度の傾向 | 多人数で共有するため変動しやすい | 現地回線・エリア・混雑に左右される |
機内Wi-Fiの有無・料金・速度は航空会社や路線、機材によって大きく異なります(2026年6月時点)。利用予定の便で使えるかは、各航空会社の最新案内をご確認ください。eSIMの対応端末はeSIM対応端末チェックで事前に確認しておくと安心です。
フライト中にネットを使う方法(機内モード+Wi-Fiの設定)
機内Wi-Fiが提供されている便なら、機内モードのままでもWi-Fiだけをオンにしてネットが使えます。手順はおおむね次のとおりです。
iPhone・Androidの基本の流れ
- 離陸前にアナウンスに従って機内モードをONにする。
- 機内モードはそのままで、設定またはコントロールセンターからWi-FiだけをONにする。
- 表示される機内Wi-Fiのネットワーク名を選んで接続する。
- 自動で開く案内ページ(または指定のサイト)で利用手続き・支払いを行う。
ポイントは「機内モード=完全にネット遮断」ではないこと。機内モードを保ったままWi-Fiだけを後からオンにできます。もし接続ページが出てこない・つながらないときの一般的な対処はつながらない時の対処ガイドも参考になります。
着陸後にeSIMをオンにする流れ
現地に到着したら、いよいよeSIMの出番です。出発前にeSIMをインストールしておけば、着陸後はオンにするだけでスムーズに使い始められます。
到着後の基本ステップ
- 出発前(自宅や日本の空港など、ネットがある環境)でeSIMをインストールしておく。
- 着陸して機内Wi-Fiが不要になったら、機内モードをOFFにする。
- 設定でeSIM(渡航先プラン)のデータ通信(モバイルデータ)をONにする。
- 必要に応じてデータローミングをON、APNが案内されていれば設定する。
- アンテナが立ち、ネットがつながることを確認する。
eSIMのインストールや有効化のタイミングはプランによって異なる場合があります。購入後の具体的な手順はeSIM設定ガイドで確認できます。インストールは電波のある場所で行うのが基本なので、機内でQRコードを読み込もうとして失敗しないよう、出発前に済ませておくのがおすすめです。
機内Wi-Fi・eSIMを使うときの注意点
仕組みを知っておくと、当日のつまずきを減らせます。
- 機内Wi-Fiは全便にあるわけではない:短距離路線や一部機材では提供がない場合があります。利用予定の便の案内を事前に確認しましょう。
- 速度や安定性は期待しすぎない:多くの乗客で共有するため、混雑時は遅くなることがあります。大容量の動画視聴などには向きにくいことがあります。
- 機内モードの戻し忘れに注意:着陸後に機内モードを解除し忘れると、eSIMがつながらず「故障かな?」と慌てがちです。まず機内モードを確認しましょう。
- eSIMは基本データ通信専用:Bloomyを含め多くの旅行用eSIMはデータ通信専用です。電話番号での通話やSMS認証が必要な方は、別手段(現地の番号付きプランや普段の番号の維持など)もあわせて確認してください。LINEやWhatsAppなどのアプリ通話は、データ通信が使える環境なら利用できる場合があります。
番号やSMSの扱いをもう少し詳しく知りたい方は、電話番号・SMSに関する解説もご覧ください。
Bloomyで渡航先のeSIMを準備する
機内Wi-Fiは「飛行機の中だけ」のネット手段で、現地に着いてからのネットは別に準備が必要です。そこで活躍するのがeSIMです。Bloomyでは、渡航先・データ容量・利用日数に合わせてプランを選べます。料金や容量、対応国は変わることがあるため、最新の内容はeSIM比較ページでご確認ください(2026年6月時点)。長めの滞在や使い方が読みにくいときは、Bloomy Unlimited Maxのような無制限系のプランも選択肢になります。無制限プランは長時間の利用に向く一方で、公平利用ポリシーや一定利用後の速度制限、テザリング条件が設定される場合があるため、購入前に最新条件を確認すると安心です。「完全に制限なく使える」という意味ではない点だけ、あらかじめ知っておきましょう。
はじめての方は、まずお使いの端末がeSIMに対応しているかを確認し、出発前に設定まで済ませておくと、着陸後すぐにネットが使えて安心です。
よくある質問(FAQ)
機内Wi-FiとeSIMについて、よく寄せられる疑問をまとめました。

