海外旅行や出張、留学、一時帰国のときに気になるのが「いま使っている日本の携帯は、そのまま海外で使えるの?料金はいくら?」という点です。実は日本の携帯各社は、海外での通信の”しくみ”が大きく3つに分かれています。同じ「海外で使う」でも、月額に最初から含まれている会社、別オプションを足す会社、そもそも海外ローミングに対応していない会社があります。この記事では各社のしくみと費用感をやさしく整理し、現地に直接つながるBloomy eSIMという選択肢とあわせて、自分に合った準備を考えられるようにまとめました。
この記事でわかること
- 短期〜中期の旅行・留学なら現地直結eSIMが割安・快適
- 海外利用は内包型・オプション型・非対応MVNOの3タイプ
- ahamo・楽天は月額に海外データ内包だが容量や対象地域に上限
- 大手・サブブランドは1日定額制で長期滞在ほど割高
- Bloomyはデータ専用で番号通話/SMS不可だがLINE/WhatsApp等アプリ通話は可
先に結論
海外での使い方は大きく3タイプに分かれます。
- A:内包型(ahamo・楽天モバイル)= 月額料金のなかに海外データが含まれ、一定の容量・日数まで追加料金なしで使える設計。
- B:オプション型(docomo・au・SoftBank・povo・LINEMO・UQ mobile・Y!mobile)= 普段のプランに、1日あたりの定額オプションを上乗せして使う設計。
- C:非対応型(mineo・IIJmioなどのMVNO)= 海外ローミング自体に対応しておらず、現地用のeSIMを別に用意するのが定番。
「必要な容量・日数だけ」使いたい短期〜中期の旅行や留学では、現地キャリアに直接つながるeSIMを足す方法が割安になりやすいです。なお料金や条件は変わるため、各社の内容は2026年時点・各社公式で必ず最新表示をご確認ください。
3つのしくみを先に全体像で
細かい料金に入る前に、まずは「どのタイプか」をつかむと選びやすくなります。下の表は、海外利用の考え方をおおまかに整理したものです。具体的な金額は会社・プラン・国によって異なるため、ここでは”しくみとおおよその費用感̶1;として捉えてください。
| タイプ |
代表的な会社 |
海外での使い方 |
費用感(目安) |
| A 内包型 |
ahamo / 楽天モバイル |
月額に海外データが含まれ、一定量まで追加なしで使える |
月額料金のなか(一定量を超える・対象外地域は別途) |
| B オプション型 |
docomo / au / SoftBank / povo / LINEMO / UQ / Y!mobile |
普段のプランに1日単位の海外定額を上乗せ |
プラン料金+1日あたり数百円〜¥1,000前後の上乗せ(24時間定額が中心) |
| C 非対応型 |
mineo / IIJmio ほかMVNO |
海外ローミング非対応。現地用eSIMを別に用意 |
使う国・容量・日数に応じて都度 |
※金額は2026年時点のおおよそのレンジです。各社の最新の料金・対象地域・容量・日数は公式ページでご確認ください。
A:月額に海外データが内包されているタイプ(ahamo・楽天モバイル)
このタイプは、普段の月額料金のなかに海外でのデータ通信が含まれているのが特徴です。たとえばahamoは、対象の国・地域であれば、月のデータ容量の範囲内で追加申し込みなしに海外データを使える設計が知られています。楽天モバイルも、毎月一定量までの海外データが月額のなかで使える設計を採用しています。
メリットは「申し込みを忘れていても、現地でそのままデータが使える安心感」。短い旅行や、ちょっとした地図・メッセージ確認なら、これだけで足りるケースもあります。一方で注意したいのは、内包される容量や利用できる日数、対象の国・地域には条件がある点です。容量を超えたあとは速度がゆるやかになったり、別途の手続きが必要になったりすることがあります。長めの滞在や、動画・テザリングを多く使う使い方では足りなくなる場合があるため、出発前に「自分の渡航先が対象か」「何日・何GBまで含まれるか」を2026年時点の公式情報で確認しておくと安心です。
B:プランに海外オプションを足すタイプ(docomo・au・SoftBank・povo・LINEMO・UQ・Y!mobile)
大手3社(docomo・au・SoftBank)と、そのオンライン/サブブランドであるpovo・LINEMO・UQ mobile・Y!mobileは、普段のプランに海外用の定額オプションを上乗せして使うのが基本です。多くは「24時間あたりいくら」という1日定額の形で、使った日数分だけ料金がかかります。費用感としては、1日あたり数百円〜¥1,000前後のレンジが目安ですが、容量や国によって幅があります。povoのようにトッピング(必要な分を都度購入する形)で海外データを足せるサービスもあります。
このタイプの良さは「いつもの番号・プランのまま、申し込みを足すだけで海外に対応できる」手軽さです。一方で、毎日使うと日数分積み上がるため、滞在が長いほど合計額が大きくなりやすい点には注意が必要です。たとえば1週間以上の旅行や留学だと、日割りの上乗せが重なって、思ったより費用がかかることがあります。利用前には、オプションの「1日あたりの料金」「対象国」「容量の上限」を2026年時点の各社公式で確認し、滞在日数をかけ合わせて総額の見当をつけておくとよいでしょう。
C:海外ローミング非対応のMVNO(mineo・IIJmioなど)
mineoやIIJmioをはじめとする多くのMVNO(格安SIM)は、料金を抑えるかわりに海外ローミングに対応していないことが少なくありません。この場合、日本で使っているSIM/eSIMは海外ではデータ通信が使えないため、現地で使うには別の手段を用意する必要があります。その定番が、渡航先に合わせた現地用eSIMです。
「対応していない」と聞くと不安に感じるかもしれませんが、見方を変えれば渡航先・容量・日数を自由に選べるということでもあります。普段は格安SIMで通信費を抑えつつ、海外に行くときだけ必要な分のeSIMを足す——という組み合わせは、費用面でも使い勝手の面でも合理的です。お使いのMVNOが海外ローミングに対応しているかどうかは、念のため2026年時点の公式で確認しておくと確実です。
3タイプとBloomy eSIMを並べて比較
ここまでの3タイプに、現地キャリアへ直接つながるBloomy eSIMを加えて並べると、それぞれの向き・不向きが見えてきます。
| 選択肢 |
料金の考え方 |
向いている人 |
気をつける点 |
| A 内包型 |
月額に込み(一定量まで) |
短い旅行・軽い利用/申し込みを忘れたくない人 |
容量・日数・対象地域に上限。長期や大容量は不足のことも |
| B オプション型 |
プラン+1日定額の上乗せ |
いまの番号のまま手軽に使いたい人 |
滞在日数分積み上がり、長期は割高になりやすい |
| C 非対応MVNO |
現地eSIMを都度用意 |
普段は通信費を抑えたい人 |
海外用の準備を別途行う必要がある |
| Bloomy eSIM |
必要な容量・日数だけ都度払い |
必要な分だけ無駄なく使いたい旅行・留学・一時帰国の人 |
基本データ通信専用(番号・SMS・通話が必要なら別手段も確認) |
※各社の金額・条件は2026年時点のもので変わり得ます。最新は各社公式・Bloomyの比較ページでご確認ください。
Bloomy eSIMという選択肢
Bloomy eSIMは、海外旅行・留学・一時帰国・短期滞在などで使えるデータ通信向けのeSIMです。日本の携帯各社の海外利用とくらべたときの特徴は、おもに2つあります。
①必要な容量・日数だけの都度払いで、多くのケースで割安になりやすい。 月額に縛られず、渡航先・使う容量・日数に合わせて選べるため、「1週間だけ」「このくらいのデータだけ」という使い方に無駄が出にくいのが利点です。日割りオプションのように滞在日数分積み上がらない設計のプランを選べば、中〜長期でも費用の見通しを立てやすくなります。
②現地キャリアに直接接続するため、電波品質は同等〜むしろ快適に感じられることがある。 海外ローミングは提携先の通信網を間借りするしくみのため、使えるエリアや速度に制限がかかることがあります。Bloomy eSIMは現地の回線に直接つながるため、その地域で実際に使われている通信を利用でき、快適さの面でメリットを感じやすい場面があります。なお、速度や使えるエリアは現地回線・場所・混雑状況に左右されるため、どんな環境でも一定とは限りません。
注意点として、Bloomy eSIMは基本的にデータ通信専用です。電話番号・SMS・音声通話が必要な場合は、別の手段や番号付きプランもあわせて確認してください。LINEやWhatsAppなどのアプリ通話は、データ通信が使える環境で利用できる場合があります。
渡航先のeSIMを探したい方は、Bloomy eSIMの比較ページから、国名・データ容量・利用日数に合わせてプランを探せます。料金は最新の表示で確認できるので、滞在に合うものを落ち着いて選べます。
自分に合うのはどれ?選び方の考え方
どのタイプが合うかは、滞在の長さ・使うデータ量・必要な機能で変わります。迷ったときは、次の順に考えると整理しやすくなります。
- 短い旅行+軽い利用(数日・地図やメッセージ中心)→ A内包型でまかなえることもある。ただし対象地域・容量を事前確認。
- いまの番号のまま、数日だけ手軽に → Bオプション型。日数が増えるなら総額を試算。
- 1週間以上の旅行・留学・一時帰国/データを多めに使う → 必要な分だけ選べる現地直結のeSIM(Bloomy eSIM)が割安・快適になりやすい。
- 普段は格安SIMで節約(mineo・IIJmioなど) → 海外用eSIMを別途用意する前提で準備。
- 電話番号・SMS認証・音声通話が必須 → データ専用eSIMだけでは足りないため、番号付きプランなど別手段もあわせて確認。
まずは「自分の渡航先・滞在日数・必要なデータ量」をメモするところから始めると、各社の条件と照らし合わせやすくなります。各分類の代表的な会社の詳しい条件や、国別の選び方は、BloomyのeSIMガイドや比較カテゴリの記事もあわせてご覧ください。
まとめ
日本の携帯各社の海外利用は、①月額に内包(ahamo・楽天)、②1日定額オプションを上乗せ(docomo・au・SoftBank・povo・LINEMO・UQ・Y!mobile)、③海外ローミング非対応で現地eSIMが定番(mineo・IIJmioなどのMVNO)の3タイプに整理できます。短い旅行なら内包型やオプション型で足りることもありますが、滞在が長くなったり、データを多めに使ったりするほど、必要な分だけ都度払いで現地に直接つながるeSIMが割安・快適になりやすい傾向があります。料金や条件は2026年時点で変わり得るため、最終的には各社公式とBloomyの比較ページで最新をご確認のうえ、ご自身の旅に合う方法を選んでください。
よくある質問
ahamoや楽天モバイルは、追加料金なしで海外でも使えますか?
月額のなかに一定量までの海外データが含まれる設計のため、対象地域・容量・日数の範囲内なら追加申し込みなしで使える場合があります。ただし上限を超える、対象外地域では別途条件があります。2026年時点の各社公式で最新条件をご確認ください。
大手やpovoなどの海外オプションと、現地eSIMはどちらが安いですか?
短期間ならオプションで足りることもありますが、1日定額は滞在日数ぶん積み上がるため、長くなるほど割高になりやすい傾向です。必要な容量・日数だけ都度払いで選べる現地直結のeSIMは、中〜長期で割安になりやすいです。料金は変動するので各社公式と比較ページで試算を。
mineoやIIJmioは海外で使えないのですか?
多くのMVNOは海外ローミングに対応しておらず、その場合は現地用eSIMを別に用意するのが定番です。普段は格安SIMで節約し、渡航時だけ必要なぶんのeSIMを足す組み合わせが使いやすいです。対応状況は念のため2026年時点の公式でご確認ください。