中国に渡航・滞在する方が、LINE・Google・Instagramなど、普段使っているアプリをいつもに近い感覚で使いやすくなりました。Bloomy VPNが、通信が制限されやすい環境でも接続を保ちやすい新しい接続方式(VLESS)に対応し、ご契約中の方はマイページからすぐに接続設定を取得できるようになりました。追加料金はかからず、いまのプランのまま利用できます。この記事では、アップデートの内容に加えて、中国渡航前に整えておきたい通信準備(eSIMとVPNの使い分け・出発前のチェック)もあわせて解説します。
- 新方式VLESS対応で接続を保ちやすく
- 接続設定はマイページから取得するだけ
- 追加料金なし・今のプランのまま使える
- 現地Wi-Fi中心の滞在はVPN併用が安心
- 設定・接続テストは出発前に済ませる
今回のアップデート内容
今回のアップデートは大きく3つです。いずれも現在ご契約中のVPNプランでそのまま利用でき、追加のお手続きや料金は必要ありません。
- 新しい接続方式(VLESS)への対応:一部地域で見られるネットワーク制限下でも、接続を保ちやすい設計の方式です。従来の方式でつながりにくかった環境でも、選択肢がひとつ増えることで接続できる可能性を高めやすくなります。
- マイページからの接続設定の取得:ご契約中の方は、マイページのVPN欄から接続設定をその場で取得できます。QRコードの読み取り、またはコピー&ペーストで対応アプリに読み込むだけで、難しい入力作業はありません。対応アプリのご案内もあわせて用意しています。
- 渡航先に合わせたサーバーの選びやすさ:中国からの利用を想定し、東京・シンガポールなど距離の近いサーバーを選びやすく表示するようにしました。一般に、物理的に近いサーバーを選ぶと遅延が小さくなり、快適に使いやすくなります。
なぜ改善したのか
中国本土では、一部の海外アプリやサービスに接続しづらい状況があることが知られています。地図・検索・SNS・メッセージアプリなど、日本で毎日使っているサービスほど影響を受けやすく、特にホテルや学校、カフェなど現地のWi-Fiを使う場面では、「地図が開けない」「日本の家族と連絡が取れない」という不安の声が少なくありません。
従来の一般的なVPN方式は、こうした環境では接続が不安定になる場合があります。せっかく出発前にVPNを用意していても、現地でつながりにくければ安心にはつながりません。そこで、より接続を保ちやすい設計の方式を選べるようにし、渡航先でも「いつものアプリが使える」状態に近づけることを目指しました。
ユーザーに便利になること(利用シーン)
- 出張:ホテルのWi-Fiでも、メールやチャットなど仕事の連絡を続けやすくなります。急ぎの確認や資料のやり取りが多い方ほど、接続を保ちやすいことが安心につながります。
- 留学・長期滞在:現地回線やWi-Fi中心の生活でも、日本の友人・家族とのやり取りや情報収集を保ちやすくなります。滞在が長いほどWi-Fiを使う時間も長くなるため、VPNが役立つ場面も増えます。
- 旅行:地図・翻訳・SNSなど、旅先で頼るアプリを使いやすくなります。写真の共有や現地情報の検索も、いつもに近い感覚で行えます。
接続のしやすさは現地のネットワーク環境や時期によって変わることがあり、すべての環境での接続を保証するものではありません。また、現地の通信事情や規制は変更される場合があります。渡航前に最新の状況をご確認のうえ、つながりにくい場合はサーバーの切り替えをお試しください。
中国渡航の通信準備:eSIMとVPNの使い分け
この機会に、中国渡航前によくいただく「eSIMとVPN、どちらを用意すればいいの?」という疑問を整理しておきます。
一般に、海外ローミング型のeSIMは中国国外の回線を経由して通信するため、現地のネットワーク制限の影響を受けにくいとされています(プランや接続経路によって異なります)。一方で、ホテルや学校などの現地Wi-Fiは中国国内のネットワークを通るため、制限の影響をそのまま受けます。VPNが役立つのは主にこのWi-Fiを使う場面です。
| 通信手段 | ネットワーク制限の影響 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 海外ローミング型eSIM | 受けにくいとされる(プランにより異なる) | 外出中心の短期旅行・スマホがメインの方 |
| 現地Wi-Fi+VPN | 制限の影響をVPNで補いやすい | ホテル滞在が長い方・長期滞在・パソコン作業が多い方 |
短期の旅行であればeSIMだけで足りるケースも多い一方、長期滞在やWi-Fi中心の生活ではVPNを併用すると安心です。Wi-Fiを活用できればeSIMのデータ容量の節約にもつながるので、滞在スタイルに合わせて組み合わせるのがおすすめです。関連する話題はIP・VPNに関する記事一覧でも紹介しています。
出発前にしておきたい準備
中国到着後は、一部のアプリストアやサービスに接続しづらく、必要なアプリのダウンロード自体が難しくなる場合があります。次の準備を日本にいるうちに済ませておくと、現地で慌てずに済みます。
- VPNの設定を出発前に完了:マイページから接続設定を取得し、対応アプリへの読み込みまで日本で終えておきます。
- 一度つないで試す:日本国内でも接続テストをしておくと、万一現地でつながりにくいときに原因の切り分けがしやすくなります。
- 連絡手段を複数決めておく:家族や職場と、メール・メッセージアプリなど複数の連絡経路を共有しておくと安心です。
- eSIMも事前にインストール:eSIMを使う場合は、届いた設定リンクを1タップして出発前に追加まで済ませ、現地に着いてから回線をオンにする流れが安心です。詳しい手順は設定ガイドを、お使いの端末がeSIMに対応しているかは対応端末チェックをご覧ください。
データ専用eSIMを使う場合に知っておきたいこと
Bloomyの海外向けeSIMは基本的にデータ通信専用です。LINE・WhatsApp・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます。使えないのは電話番号での発着信(音声通話)とSMSだけです。銀行のSMS認証など日本の電話番号が必要な手続きがある方は、番号を維持できる別の手段もあわせてご確認ください。中国向けのプランはeSIM比較ページから容量・日数に合わせて探せます。実際に選べるプランや利用条件は変更される場合があるため、購入前に最新の表示をご確認ください。
VPNの併用が向いている人・eSIMだけで十分なケース
結論から言うと、滞在中にWi-Fiをどれだけ使うかが判断の目安になります。
VPNの併用が向いている人
- ホテル・寮・学校など、現地のWi-Fiを使う時間が長い方
- 留学・赴任などの長期滞在で、日本との連絡を安定して保ちたい方
- パソコンでの作業やオンライン会議など、Wi-Fi前提の作業が多い方
eSIMだけで十分なことが多いケース
- 外出中心の短期旅行で、通信はほぼスマホだけという方
- 地図・翻訳・SNSなど、モバイル回線での利用がメインの方
迷う場合は、まずeSIMを用意し、滞在が長くなる・Wi-Fi中心の生活になるとわかった時点でVPNを検討する、という順番でも遅くありません。
つながりにくいと感じたときの対処
接続のしやすさは、現地のネットワーク環境や時間帯によって変わることがあります。つながりにくいと感じたら、次の順番で試してみてください。
- サーバーを切り替える:東京・シンガポールなど、別のサーバーに切り替えると改善する場合があります。
- 接続し直す:VPNアプリの接続を一度切り、少し時間を置いてから再接続します。
- 回線を変えてみる:ホテルのWi-Fiでつながりにくい場合は、eSIMなどのモバイル回線に切り替えると状況が変わることがあります(逆の場合も同様です)。
eSIM側の接続でお困りの場合はつながらない時の対処ガイドを参考に、解決しない場合はお問い合わせからご相談ください。
Bloomyらしくこだわった点
いちばん意識したのは「難しくしないこと」です。接続方式の名前や仕組みを覚えなくても、マイページで取得してアプリに読み込むだけで使える形にしました。また、接続を言い切りで約束せず、状況によって変わる前提で正直にご案内すること、困ったときにお問い合わせから相談できる窓口をセットで用意することにもこだわっています。
今後の改善予定
接続の安定性や案内のわかりやすさは、実際の利用状況を見ながら引き続き調整していきます。未確定の内容をお約束はできませんが、「はじめての海外でも迷わず使える」状態を目指して、ひとつずつ整えていきます。改善の記録は開発情報一覧で随時お知らせしています。
関連ページ
本記事の内容は2026年7月時点のものです。提供内容・接続状況・現地の通信事情は変更される場合があります。最新の情報は各ページの表示をご確認ください。

