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AndroidのデュアルSIM設定|eSIMと日本のSIMの使い分け手順

最終更新日:2026年8月11日

海外用のeSIMを買ったあとで、「日本で使っているSIMはどうすればいいのか」「2つ入れたままで大丈夫なのか」と手が止まってしまう方は少なくありません。結論から言うと、AndroidはeSIMと日本の物理SIMを同時に入れたまま、データ通信は海外eSIM、電話番号は日本のSIMという形で役割を分けて使えます。大切なのは、モバイルデータに使う回線を海外eSIM側に指定し、日本のSIMのデータローミングはオフにしておくことです。この記事では、出発前と現地到着後に分けて、その設定手順と、確認しておきたい点を整理します。

この記事でわかること
  • データ通信は海外eSIM、番号は日本のSIM
  • 日本のSIMはデータローミングをオフに
  • eSIMの追加は出発前、回線オンは現地で
  • 切り替えは設定のSIM画面から数タップ
  • データ専用でもLINE通話は使える

そもそもデュアルSIMとは?Androidで2回線を使う仕組み

デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2つの回線情報を入れて使える仕組みです。多くのAndroid端末では、物理SIM(日本で普段使っているSIMカード)と、本体に書き込むタイプのeSIMを組み合わせて使えます。海外旅行や留学では、この組み合わせが一番扱いやすい形になります。

イメージとしては、「データ通信」と「電話番号」を別々の回線に担当させる形です。地図やSNS、翻訳アプリなど毎日たくさん使う通信は海外eSIMにまかせ、日本の電話番号は着信を受けるためだけに残しておく。この役割分担ができると、海外での通信費を抑えながら、日本からの連絡も取りこぼしにくくなります。

「入れておく」ことと「使う」ことは別

ここでつまずきやすいのが、回線を入れておくことと、その回線で通信することが別の設定だという点です。eSIMを追加しただけでは通信は始まりませんし、日本のSIMも入れたままにしておくだけなら、データ通信をオフにしておけば海外で勝手にデータ通信をすることはありません。「どちらの回線でデータを使うか」を自分で指定する、と考えると分かりやすくなります。

設定を始める前に確認したい3つのこと

先に結論を書くと、確認するのは「端末がeSIMに対応しているか」「他社SIMが使える状態か」「Wi-Fiがある場所か」の3点です。ここさえ押さえておけば、あとの手順は数分で終わります。

1. 端末がeSIMに対応しているか

Androidでも、機種や発売時期によってeSIMに対応していないものがあります。対応状況はeSIM対応端末の確認ページで調べられます。購入前に確認しておくと安心です。

2. 他社のSIMが使える状態か

過去に購入した端末では、契約したキャリア以外の回線が使えない設定になっている場合があります。判断が難しいときは、契約中のキャリアの公式サポートで現在の状態を確認してください。ここは端末と契約によって条件が異なるため、記事の内容だけで断定はできません。

3. 追加作業はWi-Fiのある場所で

eSIMの追加には通信が必要です。日本を出る前、自宅などWi-Fiがつながる場所で済ませておくのが安心です。空港や現地に着いてからだと、Wi-Fiを探すところから始まってしまい、慌てやすくなります。

出発前にやっておく設定

出発前にやることは「eSIMを追加しておく」だけです。切り替えは現地で行うので、ここでは追加までで止めて構いません。

eSIMを追加する

Bloomy eSIMの場合は、届いた設定リンクを1タップすると、画面の案内に沿ってeSIMが端末に追加されます。読み取り作業や長い番号の入力は基本的に不要です。追加の画面イメージや各ステップの詳細は、AndroidのeSIM設定手順を初心者向けにやさしく解説で1つずつ確認できます。この記事は、その次にくる「2回線の使い分け」に絞って説明しています。

回線に分かりやすい名前を付けておく

追加のときに回線名を決められる端末では、「旅行用」「日本」のように自分で分かる名前にしておくと、現地での切り替えを間違えにくくなります。SIM 1/SIM 2のままだと、どちらがどちらか分からなくなりがちです。

この時点ではまだ切り替えない

プランによっては、回線を有効にした時点から利用期間が数え始められる場合があります。追加した直後に海外eSIMをオンにすると、出発前に日数を消費してしまうことがあるため、有効化のタイミングは購入時の案内をご確認ください。

現地に着いてからの切り替え手順

到着後は、次の3ステップだけです。機内モードを解除したあとに操作してください。

  1. 海外eSIMの回線をオンにする:設定のSIM/モバイルネットワーク画面で、追加した海外eSIMを選び、回線を有効にします。
  2. モバイルデータの回線を海外eSIMに指定する:「モバイルデータに使用するSIM」のような項目で、海外eSIMを選びます。ここが日本のSIMのままだと、意図しない回線で通信してしまいます。
  3. 日本のSIMのデータローミングをオフにする:日本のSIMを選び、データローミングがオフになっていることを確認します。着信を受けたい場合も、データ通信だけをオフにしておく形で問題ありません。

メニューの名称は端末メーカーやAndroidのバージョンによって異なります(「ネットワークとインターネット」「接続」「SIMカードマネージャー」など)。名前が違っても、探すのは「SIM」または「モバイルネットワーク」の項目です。

つながったかどうかの確かめ方

画面上部のアンテナ表示が出たら、Wi-Fiをオフにした状態でブラウザやマップを開いてみてください。ページが読み込めれば切り替えは完了です。念のため、通信量の表示が海外eSIM側で増えているかも見ておくと確実です。

用途別・どちらの回線を使うか早見表

迷ったときのために、よくある使い方を整理しました。

やりたいこと 使う回線 設定の目安
地図・検索・SNS・翻訳などのデータ通信 海外eSIM モバイルデータを海外eSIMに指定
LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話 海外eSIM(データ通信で通話) 特別な設定は不要
日本の電話番号での着信 日本のSIM 回線はオンのまま、データローミングはオフ
日本の番号あてのSMS受信 日本のSIM 受信可否や料金は契約中のキャリアで要確認
テザリング プランの条件による 購入前に利用条件を確認
知っておきたいこと

Bloomy eSIMは基本的にデータ通信専用です。使えないのは電話番号での発着信(音声通話)とSMSだけで、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり利用できます。日本の電話番号での着信やSMSが必要な場合は、日本のSIMを回線として残しておくか、番号付きの手段をあわせて検討してください。番号・SMSまわりの考え方は電話番号・SMSに関する記事でも整理しています。

この使い分けが向いている人・向いていない人

結論として、日本の番号を残したまま通信費を抑えたい方には合いますが、現地の電話番号が必要な方には別の手段の検討が必要です。

向いている人

  • 日本の家族や職場からの着信を受けられる状態にしておきたい方
  • 連絡は主にLINEなどのアプリで済ませている方
  • 短期の旅行・出張で、帰国後はすぐ元の使い方に戻したい方
  • データ通信の料金を渡航先ごとに調整したい方

別の手段も検討したい人

  • 現地のレストラン予約や配車など、現地の電話番号での発信が必要な方
  • 現地サービスのSMS認証を頻繁に使う予定がある方
  • 端末がeSIMに対応していない、または2回線の同時利用ができない機種を使っている方

金融機関の認証や番号の維持に関わる内容は、契約状況によって扱いが変わります。重要な手続きを控えている場合は、渡航前に契約中のキャリアや各サービスの公式情報でご確認ください。

切り替えたのにつながらない時のチェックポイント

多くの場合、原因は「回線がオンになっていない」「モバイルデータの指定が日本のSIMのまま」のどちらかです。上から順に確認してみてください。

  • 機内モードがオンのままになっていないか
  • 海外eSIMの回線が有効(オン)になっているか
  • モバイルデータに使う回線が海外eSIMになっているか
  • Wi-Fiに接続されたままで、そちらの通信を使っていないか
  • プランの利用開始日・利用期間が始まっているか
  • 一度、機内モードのオン/オフや端末の再起動を試したか

それでも改善しない場合は、つながらない時の対処ページに状況別の手順をまとめています。購入や設定の全般的な疑問はよくある質問もあわせてご覧ください。到着直後は混雑や電波の状況で速度が変わることもあるため、少し場所を移動して試すのも一つの方法です。

渡航先に合わせてプランを選ぶ

使い分けの形が決まったら、あとは渡航先と滞在日数に合う容量を選ぶだけです。データ通信を海外eSIMに寄せる使い方では、地図やSNS、写真の共有などが通信量の中心になります。動画を長く見る予定があるかどうかで、必要な容量はかなり変わります。

渡航先のプランを探したい方は、eSIM比較ページから国名・データ容量・利用日数で絞り込めます。実際に選べるプランや利用条件は国・地域によって異なる場合があるため、購入前に最新の表示をご確認ください。

まとめ

AndroidでeSIMと日本のSIMを併用するときは、「データ通信は海外eSIM、電話番号は日本のSIM」と役割を決めてしまうのが一番迷いにくい方法です。出発前にeSIMを追加しておき、現地では海外eSIMをオンにして、モバイルデータの回線を切り替え、日本のSIMのデータローミングをオフにする。この3つが済めば準備は完了です。

追加の手順そのものに不安がある方は、先にAndroidのeSIM設定手順の解説記事で流れを確認してから、この記事の切り替え手順に進むとスムーズです。

※本記事は2026年8月時点の一般的な手順をもとにしています。画面の名称や項目の場所は、端末メーカーやAndroidのバージョンによって異なる場合があります。プラン内容・利用条件・対応端末は変更される場合があるため、購入前に最新の表示をご確認ください。契約中のキャリアの取り扱い(他社回線の利用可否、国際ローミング時の着信・SMSの条件や料金)については、各社の公式情報をご確認ください。

よくある質問

日本のSIMを入れたままeSIMを追加しても大丈夫ですか?
多くのAndroid端末では、日本のSIMを入れたままeSIMを追加できます。追加しただけでは通信は始まらないため、出発前に準備しておいても問題ありません。ただし2回線を同時に使えるかは機種によって異なるため、対応端末の確認ページで自分の機種を確かめておくと安心です。
海外eSIMに切り替えると、日本の電話番号への着信は受けられなくなりますか?
日本のSIMの回線をオンのまま残しておけば、モバイルデータを海外eSIMに切り替えても着信を待ち受けられる場合があります。ただし国際ローミング時の着信可否や料金は契約内容によって異なるため、渡航前に契約中のキャリアの公式情報でご確認ください。
日本のSIMで意図せず通信してしまうのを防ぐには?
日本のSIMの設定でデータローミングをオフにし、モバイルデータに使う回線を海外eSIMに指定しておくのが基本です。回線に「日本」「旅行用」など分かりやすい名前を付けておくと、現地で切り替えるときに間違えにくくなります。到着後に一度、通信量の表示がどちらの回線で増えているか確認しておくと確実です。