最終更新日:2026年9月10日
海外旅行や短期滞在から帰ってきて、「auの回線が圏外のまま」「通知が届かない」「海外eSIMはこのまま残していいの?」と戸惑う方は少なくありません。出発前の設定は丁寧に調べても、帰国後の戻し方まで案内している情報は意外と少ないものです。この記事では、auスマホで海外eSIMを使い終えたあとに戻す設定を、iPhone・Android別に順番に整理します。結論から言うと、帰国後は「モバイルデータ通信をau回線に戻す」「海外eSIMの回線をオフにする」「データローミングの状態を確認する」の3つを行えば、普段どおりの状態に戻せます。
- 帰国後に戻す設定は3つだけ
- iPhone・Androidそれぞれの操作場所
- 海外eSIMは削除せず残してもよい
- au回線がつながらない時の確認順
- 次の渡航で迷わないための準備
帰国後に戻す設定は3つ(結論)
先に全体像です。帰国後にやることは次の3つで、所要時間は数分程度です。順番どおりに進めると、設定の戻し忘れを防げます。
- モバイルデータ通信の回線をau(主回線)に戻す:海外eSIMが選ばれたままだと、国内でデータ通信ができません。
- 海外eSIMの回線をオフにする:期限が切れた回線を探し続けないよう、回線自体を無効にします。削除は必須ではありません。
- データローミングの状態を確認する:au回線のデータローミングは、国内利用に影響しないためオフのままで問題ありません。海外eSIM側のローミング設定は、回線をオフにすれば実質的に影響しなくなります。
出発前の設定そのものや、auの海外向けサービスと海外eSIMの二重課金を避けるための確認は、auスマホで海外eSIMを使う設定手順|二重課金を防ぐ確認ポイントで詳しく整理しています。出発前の設定を「逆の順番で戻す」のが、帰国後の基本と考えると分かりやすいです。
なぜ帰国後の見直しが必要?放置すると起こりやすいこと
結論として、帰国後に設定を戻さないと「国内で通信できない」「次の渡航時に想定外の通信が発生する」という2つの困りごとにつながりやすくなります。
- 国内でデータ通信ができない:モバイルデータ通信が海外eSIM側に残っていると、日本ではその回線が使えないため、Wi‑Fiを離れた瞬間に地図もLINEも動かなくなります。「auが壊れた?」と慌てる原因の多くはこれです。
- 通知やメッセージの受信が遅れる:データ通信が止まっている間は、アプリの通知やメッセージが届きません。Wi‑Fiにつながった時にまとめて届く状態になります。
- 次回の渡航で思わぬ通信が発生する:au回線のデータローミングを海外でオンにしていた場合、そのまま次の渡航を迎えると、海外eSIMを入れているのにau回線側で通信してしまうことがあります。帰国後にオフへ戻しておくと、次回の準備が軽くなります。
- 電池の消耗が早くなることがある:有効期限の切れたeSIMがオンのままだと、端末が接続先を探し続け、電池の減りが早く感じられる場合があります。
iPhoneで海外eSIMからauに戻す手順
iPhoneでは「設定」→「モバイル通信」の画面でほぼ完結します。表記はiOSのバージョンによって多少異なるため、近い項目名を探してください。
1. モバイルデータ通信をau回線に戻す
- 「設定」→「モバイル通信」を開く
- 「モバイルデータ通信」をタップ
- au回線(「主回線」など、出発前に付けたラベル)を選択
ここを戻すだけで、国内のデータ通信は復活します。まずこの1つを済ませてから、残りを落ち着いて進めるのがおすすめです。
2. 海外eSIMの回線をオフにする
- 「設定」→「モバイル通信」で、海外eSIMの回線名(「旅行」「副回線」など)をタップ
- 「この回線をオンにする」をオフに切り替える
オフにしても、eSIMのプロファイル自体は端末に残ります。削除するかどうかは、後述の「削除する?残す?」を参考に決めてください。
3. データローミングの状態を確認する
au回線をタップし、「データローミング」がオフになっていることを確認します。国内で使う分にはオフで困ることはなく、次の渡航時に意図しない通信を防ぐ意味でもオフのままが安心です。海外で一時的にオンにした方は、ここで戻しておきましょう。
Androidで海外eSIMからauに戻す手順
Androidはメーカーごとに画面の名称が異なりますが、「SIM」や「SIMマネージャー」という項目に集約されている点は共通です。
Pixelなど標準に近いAndroidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く
- 海外eSIMを選び、「SIMを使用」をオフにする
- au回線を選び、「モバイルデータ」がオンになっていることを確認する
- au回線の「ローミング」がオフになっていることを確認する
Galaxyの場合
- 「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」を開く
- 海外eSIMのスイッチをオフにする
- 「優先SIM」の「モバイルデータ」がau回線になっているか確認する
- 「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」で「データローミング」がオフになっているか確認する
お使いの機種で項目が見つからない場合は、設定アプリの検索欄に「SIM」や「ローミング」と入力すると、該当画面へたどり着きやすくなります。
帰国後チェック表(iPhone・Android共通)
| 確認項目 | 戻したい状態 | iPhoneの場所 | Androidの場所(目安) |
|---|---|---|---|
| モバイルデータ通信の回線 | au回線 | 設定→モバイル通信→モバイルデータ通信 | 設定→ネットワーク→SIM/SIMマネージャー |
| 海外eSIMの回線 | オフ | 回線名→「この回線をオンにする」 | 回線名→「SIMを使用」 |
| au回線のデータローミング | オフ | au回線→データローミング | モバイルネットワーク→データローミング |
| Wi‑Fiアシスト/適応型接続 | 普段の設定に戻す | モバイル通信の画面下部 | 機種により異なる |
表の項目名は2026年9月時点の一般的な表記です。OSのアップデートで名称が変わることがあるため、近い項目を探してください。
海外eSIMは削除する?残す?
結論は「迷ったら残しておく」です。回線をオフにしておけば、残していても国内の通信や電池に大きな影響はありません。一方で、削除すると再インストールできない場合があるため、削除は「もう使わない」と判断できた時で十分です。
| 残す(回線オフ) | 削除する | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 同じプランを再利用・追加購入する可能性がある/設定履歴を残したい | もう使わないと決めている/回線一覧をすっきりさせたい |
| 注意点 | 一覧に回線が残る(オフなら通信は発生しない) | 削除後は再インストールできない場合がある |
| 操作の戻しやすさ | いつでもオンに戻せる | 戻せないことがある |
海外eSIMは基本的にデータ通信専用です。電話番号での発着信(音声通話)とSMSには使えませんが、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます。帰国後にau回線へ戻せば、auの電話番号での通話やSMSも普段どおりの状態になります。
帰国後にauがつながらない時の確認順
設定を戻したのに圏外が続く場合は、次の順番で確認すると原因を絞りやすくなります。多くは1〜2番目で解決します。
- モバイルデータ通信がau回線になっているか:最も多い原因です。もう一度、選択されている回線を確認します。
- 機内モードのオン・オフ:機内モードを一度オンにして数秒待ち、オフに戻すと、電波を掴み直します。
- 端末の再起動:長いフライトの後は再起動で改善することがよくあります。
- au回線自体がオフになっていないか:海外で誤ってau回線をオフにしたままのケースがあります。回線名をタップして状態を確認してください。
- それでも改善しない場合:au回線側の問題であれば、auの公式サポートで確認するのが確実です。海外eSIM側の切り替えで困っている場合は、つながらない時の対処ページもあわせてご覧ください。
この手順が役立つ人・別の確認が必要な人
役立つ人:auスマホに海外eSIMを追加して旅行・出張から帰国した方、国内でデータ通信が急にできなくなった方、次の渡航に向けて設定を整えておきたい方。
別の確認が必要な人:auの海外向けサービス(世界データ定額など)を併用していた方は、帰国後の課金状況や自動更新の扱いをauの公式情報で確認しておくと安心です。この点は出発前の確認が要となるため、二重課金を防ぐ確認ポイントを次回の渡航前にもう一度見直してみてください。また、SIMロックが残っている可能性のある端末をお使いの方は、eSIM対応端末の確認からご覧ください。
次の渡航に向けてしておくと軽くなる準備
帰国後の設定戻しは、次の渡航準備の第一歩でもあります。au回線のデータローミングをオフに戻し、海外eSIMの回線名を分かりやすいラベル(「旅行用」など)にしておくと、次回は「届いた設定リンクを1タップ→画面の案内で追加→現地で回線をオン」の流れだけで済み、迷う場面が減ります。
次の渡航先が決まっている方は、Bloomy eSIMの比較ページから国名・データ容量・利用日数に合わせてプランを探せます。購入後の設定の流れは設定ガイドに、細かな疑問はよくある質問にまとめています。
まとめ
auスマホで海外eSIMを使った後は、「モバイルデータ通信をau回線に戻す」「海外eSIMの回線をオフにする」「データローミングを確認する」の3つで普段の状態に戻せます。eSIMの削除は必須ではなく、迷ったら残しておいて問題ありません。帰国後に圏外が続く時は、回線の選択→機内モード→再起動の順で確認してみてください。設定を整えておくと、次の海外でも同じ手順で安心して使い始められます。
※本記事の設定項目名や手順は2026年9月時点の一般的な表記をもとにしています。OSや機種のアップデートにより名称・配置が変わる場合があります。auの海外向けサービスの内容や条件は変更されることがあるため、最新はau公式でご確認ください。

