最終更新日:2026年6月25日
結論から言うと、eSIMが海外でつながらない時の多くは「データローミングがオフ」「モバイルデータの回線(主回線)の選択ミス」「APN(接続先)設定」「電波の弱い場所」「有効化のタイミング」のいずれかが原因です。 まずは慌ててeSIMを削除せず、機内モードのオン・オフ→データローミングをオン→モバイルデータ通信の回線を海外用eSIMに変更、の順で確認すると、落ち着いて切り分けられます。多くの場合、設定を一つずつ見直すだけで通信が戻ります。この記事では、iPhone・Androidそれぞれの手順とチェックリストを、初めての方にも分かるようにまとめました。
- つながらない主な原因5つと切り分けの順番
- iPhoneで確認する設定の手順
- Androidで確認する設定の手順
- 削除前に見たいチェックリスト
- 番号・SMSが使えない時の備え方
eSIMとは、スマートフォン本体に内蔵されたチップに通信プランの情報を書き込んで使う、差し替え不要のSIMです。物理SIMのように抜き差ししないぶん、設定の状態(回線の選択やデータローミングの可否)によって「つながる・つながらない」が決まりやすいという特徴があります。逆に言えば、原因の多くは端末の故障ではなく設定で、順番に見直せば自分で解決できることがほとんどです。だからこそ、いきなりeSIMを削除して再発行をやり直すより、まず設定を落ち着いて確認するのが近道になります。
まず最初に確認したい3つのこと
現地でつながらないと感じたら、難しい設定の前に、次の3つを落ち着いて確認してください。到着直後の不安な場面では、実はこの3つだけで解決することも少なくありません。
- 機内モードを一度オンにして、数秒後にオフに戻す(端末が回線を探し直します)。
- 電波の良い場所に移動する(空港の建物の奥・地下・移動中の乗り物は電波が弱いことがあります)。
- 少し時間を置く(到着直後は現地回線への接続に数分かかる場合があります)。
それでも改善しない場合は、以下の設定を順番に見直していきましょう。設定全体の流れはeSIMの設定方法ガイドもあわせてご覧ください。Bloomyでは届いた設定リンクを1タップするだけで追加できる仕組みのため、再設定が必要になっても操作はシンプルです。
つながらない主な原因と対処法(早見表)
つながらない原因は、いくつかのパターンに分かれます。まずは下の表で、自分に近い状況を探してみてください。原因の見当がつけば、闇雲に設定をいじらずに済みます。
| 症状・状況 | 考えられる原因 | 主な対処 |
|---|---|---|
| アンテナは立つがデータが使えない | データローミングがオフ | データローミングをオンにする |
| 圏外・回線名が出ない | 回線(主回線)がeSIMになっていない/電波が弱い | モバイルデータの回線をeSIMに切替・場所を移動 |
| つながるが通信が極端に遅い | 電波状況・混雑、または利用条件による速度の調整 | 場所/時間を変える・残量や利用条件を確認 |
| 有効化したはずなのに使えない | 有効化のタイミング・利用開始日前 | プランの開始条件を確認 |
| SMS認証コードが届かない | データ通信専用のため番号・SMSは対象外のことがある | 別手段で受け取る(後述) |
iPhoneでつながらない時の設定手順
iPhoneでは「設定」アプリから順番に確認します。普段あまり触らない項目なので、一つずつ落ち着いて進めてください。
1. データローミングをオンにする
「設定」→「モバイル通信」→該当のeSIM(モバイル通信プラン)を選び→「データローミング」をオンにします。海外で現地回線を使うには、このデータローミングがオンになっている必要があります。国内の感覚ではオフのままにしがちなので、最初に確認したいポイントです。
2. モバイルデータ通信の回線をeSIMにする
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、海外用のeSIMが選ばれているか確認します。日本のSIMのままだと、現地で通信できなかったり高額なローミングにつながったりする場合があります。
3. 回線(ライン)をオンにする
該当eSIMの「この回線をオンにする」が有効か確認します。複数の回線を入れている場合は、不要な回線を一時的にオフにすると、どの回線で通信しているかを切り分けやすくなります。
Androidでつながらない時の設定手順
Androidは機種によって項目名が少し異なりますが、流れは共通です(下記はGoogle Pixel系の例)。お使いの機種では呼び名が違うことがあるため、似た意味の項目を探してください。
1. eSIM(SIM)を有効にする
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」で、海外用のeSIMを選び「SIMを使用」をオンにします。
2. ローミングをオンにする
同じSIMの設定内にある「ローミング」をオンにします。ここがオフだと、アンテナは立ってもデータが流れないことがあります。
3. モバイルデータをeSIMに割り当てる
「モバイルデータ」に使う回線として海外用eSIMを指定します。APN(アクセスポイント)の入力が必要な場合は、ご利用のプランで案内された値を入力してください。多くの場合は自動設定で接続できます。
機種ごとの対応状況が不安な方は、eSIM対応端末の確認ページもご利用ください。渡航前に対応端末かどうかを確かめておくと、現地で慌てずに済みます。
それでもつながらない時のチェックリスト
上記で直らない場合は、次の点を順に確認します。慌ててeSIMを削除すると再設定が必要になるため、削除は最後の手段にしてください。
- 端末がSIMロック解除済みか(国内キャリアで購入した端末は要確認)。
- プランの利用開始日・有効化のタイミングを過ぎているか(購入時の案内を確認)。
- 渡航先がプランの対象国・地域に含まれているか。
- 端末の再起動を試したか(設定を変更した後は特に有効です)。
- OSが古い場合はアップデートを検討(できれば渡航前に済ませると安心)。
これらを確認しても解決しない時は、トラブルシューティングのページに状況別の対処をまとめています。落ち着いて一つずつ進めれば、原因にたどり着けることがほとんどです。
「データは使えるのに電話番号やSMSが使えない」場合
Bloomyのプランは基本的にデータ通信専用です。これは不具合ではなく仕様で、データ通信は使えても、電話番号での発着信(音声通話)や、SMS(ショートメッセージ)での認証コード受信はできない場合があります。
使えないのは「電話番号での発着信(音声通話)」と「SMS」だけです。LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は、データが使える環境であれば通常どおり利用できます。「すべての通話ができない」わけではありません。
銀行・予約サービスなどでSMS認証が必要な方は、日本の番号でSMSを受け取れる手段を残しておく、認証アプリを使うなど、別の手段もあわせて準備しておくと安心です。番号やSMSの扱いは、渡航前にチェックしておきましょう。
「無制限プランなのに遅い」と感じる時
無制限タイプのプランでも、「完全に制限なく、どこでも高速」というわけではない点に注意が必要です。一定量を超えた後に速度の調整(公平利用ポリシー)が設定される場合や、テザリングの可否がプランによって異なる場合があります。また通信速度は、現地の回線・エリア・時間帯の混雑にも左右されます。
つまり「遅い=故障」とは限りません。場所や時間を変えて試し、プランの利用条件もあわせてご確認ください(条件は変わる場合があるため、最新は購入時の案内でご確認ください)。無制限プランの考え方は無制限eSIMのページでも整理しています。自分の使い方に合うのが無制限か通常容量かを、渡航前に一度見直しておくと迷いにくくなります。
こんな人は再設定より問い合わせが早いことも
すべての確認を試しても改善しない、表示が明らかにおかしい、購入や有効化の状態が分からない——こうした場合は、自分で何度も設定し直すより、状況を伝えて確認したほうが早く解決することがあります。逆に、データローミングや回線選択をまだ見ていない段階なら、まずこの記事の手順を上から試すのが近道です。どちらに当てはまるかを切り分けてから動くと、現地での時間を無駄にせずに済みます。
Bloomyでできること(困った時の確認先)
購入済みのeSIMの状態や設定リンク、データの残量はマイページから確認できます。設定がうまくいかない時は、まず設定ガイドとトラブルシューティングを見て、それでも解決しないときは日本語でお問い合わせいただけます。初めての方でも順番に確認すれば落ち着いて対応できるよう、導線を整えています。
(本記事の内容は2026年6月時点の一般的な手順です。端末・OS・プランにより画面や項目名が異なる場合があります。)
これから渡航先のプランを選ぶ方は、eSIM比較ページで国名・データ容量・利用日数からプランを探せます。

