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格安SIMで海外旅行に行くときのスマホの使い方|IIJmio・イオン・BIGLOBEなど7社とeSIM

先に結論。IIJmioをはじめ、イオンモバイル・BIGLOBEモバイル・QTモバイル・NUROモバイル・ロケットモバイル・NifMoといった格安SIMを普段使っている方が海外旅行に行くとき、スマホをそのまま持っていっても「海外でデータ通信が使えない」「気づかないうちに高い料金がかかる」ことがあります。IIJmioの国際ローミングは音声通話やSMSが中心で、データ通信は仕組み上かぎられる場面があります。ほかの6社は、海外でのデータローミングに対応していない(または基本的に非対応)という案内が中心です。難しい設定をしなくても、出発前にデータ通信専用のeSIM(イーシム)を1つ入れておくだけで、現地に着いてからすぐにネットが使えます。普段の契約はそのままで大丈夫です。渡航先のプランはeSIM比較ページから、国名・データ容量・利用日数で選べます。

最終更新:2026年9月18日。他社サービスの料金や条件は2026年9月時点の一般的な仕組みをもとにした説明です。最新の内容は各社の公式情報でご確認ください。

この記事でわかること
  • IIJmioのローミングは音声・SMS中心
  • データ通信の旅行利用には向きにくい場面がある
  • 出発前にeSIMを入れれば現地ですぐネットが使える
  • 番号通話・SMSは不可、LINE等のアプリ通話は可
  • 必要な容量・日数だけ選べて通信費を抑えやすい
  • 格安SIM7社の海外での扱いを会社別に確認できる

そもそも格安SIMのスマホは海外でそのまま使える?

日本と同じ感覚でデータ通信を使うのは難しく、何かしらの準備が要ります。IIJmioをはじめ、格安SIM・eSIMのサービスは日本国内で使うことを中心に考えられています。日本ではとても便利ですが、海外旅行に出ると事情が少し変わります。多くの方がつまずくのが「飛行機を降りたらネットがつながらない」「地図アプリが動かない」という場面です。

これは故障ではなく、海外では日本の電波がそのまま届かないためです。ここで出てくるのが「データローミング」です。普段契約している会社の電波が届かない海外で、現地の通信会社の電波を借りてネットを使う仕組みを指します。対応していれば設定をオンにするだけで使える場合があります。ただ借りる形になるため、料金は割高になりやすい傾向があります。対応していない会社では、そもそもこの道がありません。この記事で取り上げる会社の状況は、あとの会社別の節と最後の一覧表でまとめています。

海外で通信するには、大きく分けて次の3つの方法があります。それぞれに向き・不向きがあるので、まずは全体像を表で見てみましょう。

方法 仕組み 向いている場面 気をつけたい点
国際ローミング 日本の契約のまま、海外の通信会社の電波を借りる 電話番号での着信やSMSを海外でも受けたいとき データ通信は対応がかぎられる・料金がまとまった額になりやすい
データ通信専用eSIM 渡航先の回線を使うプランをスマホに追加する 地図・SNS・調べ物など、旅行中のデータ通信全般 電話番号での通話・SMSは不可⁠(LINE等のアプリ通話は可)
海外用Wi-Fiルーター レンタル端末を持ち歩き、Wi-Fiでつなぐ 複数人で1台を共有したいとき 荷物と充電が増える・受け取りと返却の手間がある

このなかで、はじめての海外旅行でも扱いやすく、荷物も増えないのがデータ通信専用のeSIMです。この記事では、格安SIMユーザーがこの方法をどう使うかを、IIJmioを中心に会社ごとに説明します。

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そのままだと困りやすい3つのこと

格安SIMのスマホを準備なしで持っていくと、初心者の方が特に困りやすいのが次の3点です。どれも「知らなかった」で起こりやすいものなので、先に押さえておきましょう。

1. 海外でデータ通信が使えない

地図、翻訳、宿の予約確認、配車アプリ、家族へのLINEなど、旅行中はデータ通信を使う場面がとても多いものです。空港やホテルのWi-Fiだけに頼ると、移動中や街歩きの途中で「今すぐ調べたい」ときに手が止まってしまい、不安が大きくなります。

2. 気づかないうちに料金が高くなることがある

スマホの設定によっては、海外に着いた瞬間に自動でデータローミングにつながり、アプリの自動更新やバックグラウンド通信で知らないうちにデータを消費することがあります。「思っていたより高かった」という失敗は、旅行中の通信でよくある悩みです。出発前に普段の回線のデータローミングをオフにしておくだけでも、この心配はかなり減ります。

3. 何を設定すればいいか分からず不安

「ローミングをオンにする?オフにする?」「APNって何?」と、設定の言葉だけで身構えてしまう方も多いはずです。はじめての海外なら、なおさらです。この記事の後半では、専門用語をなるべく使わずに手順を整理しています。

難しい設定はいらない。eSIMを入れるだけ

海外用のデータ通信専用eSIMを1つ入れておけば、上の3つの不安はまとめて軽くなります。

eSIMとは「スマホの中に追加できる、もう1枚の通信」

eSIMとは、スマホ本体に内蔵された仕組みを使って、通信プランをデータとして追加できるSIMのことです。SIMカードのように小さなカードを差し替える必要がなく、画面の案内に沿って進めるだけで追加できます。多くのeSIM対応スマホは、普段の回線と海外用のeSIMを同時に入れておき、「データ通信に使う回線」だけを切り替えられます。

IIJmioの契約はそのまま、海外のデータだけBloomyに

Bloomy eSIMは、海外旅行・留学・一時帰国などで使うデータ通信専用のeSIMです。普段のIIJmioの契約はそのまま残し、海外ではBloomyのeSIMでデータ通信を使う、という分け方ができます。ほかの格安SIMでも考え方は同じです。帰国後は海外用のeSIMをオフにするだけで、日本の回線に戻せます。Bloomyのよいところを、正直にお伝えします。

  • 必要な容量・日数だけを選んで都度払いできる⁠…使う分だけ選べるので、多くのケースで通信費を抑えやすくなります。短い旅行に大きなプランを買う必要はありません。
  • 現地の回線に直接つながる仕組み⁠…渡航先の通信網にじかに接続するため、電波の品質はローミングと同等か、場面によってはより快適に使えることがあります(ローミングは提携網への間借りのため制限が出ることがあります)。なお、通信速度やつながりやすさは現地の回線・エリア・混雑状況に左右されます。
  • 設定は届いた設定リンクを1タップ⁠…購入後に届く設定リンクをタップし、画面の案内どおりに追加するだけです。手順は設定ガイドで確認できます。
  • 日本語で確認しながら準備できる⁠…はじめての方でも、出発前に落ち着いて準備できます。困ったときはよくある質問やお問い合わせから日本語で相談できます。
知っておきたいこと

Bloomyは基本的にデータ通信専用です。使えないのは電話番号での発着信⁠(音声通話)とSMSだけで、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます⁠。電話番号での通話やSMS認証が必要な場合は、普段のIIJmioの番号の扱いや、現地の番号付きプランもあわせてご確認ください。詳しくは電話番号・SMSに関する記事で整理しています。

eSIMが向いている人・別の方法もあわせて考えたい人

旅行中にデータ通信を使うなら、ほとんどの方にデータ専用eSIMが向いています。一方で目的によっては別の選び方が合うこともあるので、正直に整理します。

データ専用eSIMが向いている人

  • 地図・翻訳・SNS・LINEなど、旅行中にデータ通信を普通に使いたい人
  • 通信費を「使う分だけ」に抑えたい人
  • 荷物を増やしたくない人(Wi-Fiルーターの受け取り・返却⁠・充電を避けたい人)
  • はじめての海外で、出発前に日本語で落ち着いて準備しておきたい人

別の方法もあわせて考えたい人

  • 海外で日本の電話番号あての着信やSMSを受ける必要がある人(IIJmioのローミングの音声・SMSを併用する形が考えられます。条件はIIJmio公式でご確認ください)
  • eSIMに対応していないスマホを使っている人(対応端末の確認から先にチェックすると安心です)
  • 家族やグループで1つの通信を共有したい人(人数や使い方によってはWi-Fiルーターも選択肢になります)

「番号は受けたいけれど、データ通信も使いたい」という方には、組み合わせが現実的です。IIJmioの回線は残したまま、データ通信だけBloomyに切り替えます。

初めてでも分かる、3ステップ

「設定が不安」という方も、流れはとてもシンプルです。基本は次の3ステップです。

ステップ1:出発前にプランを選んで購入する

渡航先の国と、滞在日数・使いたいデータ容量に合うプランを選びます。eSIM比較ページから国名で探せます。容量の目安が分からないときは、次の表を参考にしてみてください(あくまで目安で、使い方や動画の画質などによって大きく変わります)。

旅行中の使い方 1日あたりの目安 考え方
地図・調べ物・LINEのやりとりが中心 数百MB程度 少なめの容量でも足りやすい
上記に加えて写真の共有・SNS投稿も多め 1GB前後 「日数×1GB」を目安に少し余裕を持つ
動画視聴・ビデオ通話・テザリングも使う 2GB以上 大容量か無制限プランを検討

長期滞在や動画の利用が多い方は、無制限eSIMも選択肢になります。ただし、無制限プランでも公平利用の観点から利用条件や速度に関する条件、テザリング可否が設けられる場合があるため、購入前に最新の条件をご確認ください。

ステップ2:日本にいるうちにeSIMを入れておく

購入後に届いた設定リンクを1タップし、画面の案内どおりに進めるとeSIMが追加されます。Wi-Fiがある自宅などで、出発前に落ち着いて済ませておくのがおすすめです。多くのプランは、現地で回線をオンにしてから使い始める流れになりますが、有効化するタイミングはプランによって異なるため、購入時の案内をご確認ください。購入したeSIMはマイページからも確認できます。

ステップ3:現地に着いたら回線を切り替える

現地に到着したら、設定でBloomyの回線をオンにし、「モバイルデータ通信に使う回線」としてBloomyを選びます。あわせて、IIJmioの回線のデータローミングはオフのままにしておくと、意図しない通信を防げます。ほかの格安SIMでも同じです。これでネットが使えます。もしつながらないときは、機内モードのオン・オフや再起動で改善することが多く、詳しい手順はつながらない時の対処にまとめています。

はじめての方でも、この流れに沿って進めれば、空港に着いてすぐに地図や連絡アプリが使えます。設定の専門用語に身構える必要はありません。

出発前に確認しておきたい小さな準備

端末の対応・SIMロック・データローミングの3点を出発前に見ておくと、現地で慌てずに済みます。

スマホがeSIMに対応しているか

eSIMは、本体がeSIMに対応している機種でのみ使えます。比較的新しいiPhoneやAndroidの多くは対応していますが、機種や販売地域によって異なるため、eSIM対応端末チェックで確認しておくと安心です。

SIMロックがかかっていないか

他社の回線を使うには、端末のSIMロックが解除されている必要があります。IIJmioで使えているからといって、ほかの回線も使えるとは限らない場合があるため、キャリアで購入した端末をお使いの方は、設定画面や購入元でロックの状態を確認しておきましょう。

データローミングの設定

普段のIIJmio回線のデータローミングは、出発前にオフにしておくのが安心です。ローミングをオフにしても、Bloomyの回線でデータ通信を使うことには影響しません。海外で日本の番号あての着信やSMSを受けたい場合は、IIJmioの回線自体はオンのままにしておく、という使い方も考えられます(利用条件はIIJmio公式でご確認ください)。

eSIMの基本や設定の考え方をもう少し知りたい方は、eSIMガイドの記事もあわせてどうぞ。

IIJmioの国際ローミングはどこまで使える?

音声通話・SMSは使えることがある一方、データ通信を旅行中ずっと快適に使う用途には向きにくい、と考えておくのが安心です。「IIJmioにも国際ローミングがあるなら、それで大丈夫では?」と思う方は多いはずです。ここはやさしく整理しておきましょう。

音声通話・SMSは「受けられることがある」

一般に、IIJmioの国際ローミングは音声通話やSMS(ショートメッセージ)が中心とされています。海外でも日本の番号あての着信やSMSを受け取れることがあるため、「サービスの認証コードをSMSで受けたい」といった場面では、この仕組みが役に立つことがあります。

データ通信は「対応がかぎられる・実用的に使いにくい」ことがある

一方で、データ通信については対応がかぎられる・実用的に使いにくい場面があるとされています。つまり「電話やSMSは海外でも受けられることがあるが、地図・SNS・調べ物のようなデータ通信を旅行中ずっと快適に使う用途には向きにくい」ということです。

また、国際ローミングのデータ通信は、提携している海外の通信会社の網に“間借り”して使うかたちになります。そのため、つながり方や速度に制限が出ることがあり、料金も日本の感覚とは異なります。仕組み上、ローミングのデータ料金はまとまった金額になりやすく、使い方によっては想定より高くなることがあると覚えておくと安心です。

知っておきたいこと

具体的な対応国・料金・データ通信の可否は変わることがあります。IIJmioの国際ローミングを使うかどうか検討する場合は、2026年9月時点の最新の内容をIIJmio公式でご確認ください⁠。ここでは「データ通信の旅行利用には向きにくいことがある」という点だけ押さえておけば十分です。

イオンモバイルで海外旅行へ行くときのスマホ

イオンモバイルは日本国内向けに設計された格安スマホ(MVNO)で、2026年6月時点では、海外でのデータローミングに対応していません⁠。海外に着いてそのまま使おうとしても、地図やSNS、翻訳アプリなどのデータ通信が思うように使えないことがあります。対応状況やルールは変わることがあるため、出発前にイオンモバイルの公式サイトで最新の案内を確認しておくと安心です。

準備しないまま渡航すると、移動中や街なかでデータが使えず困るか、別の手段でうっかり海外の電波につないで思わぬ高額請求につながることがあります。空港のモバイルWi-Fiルーターや携帯会社の海外向けデータ定額サービスは、「1日あたりいくら」「使った量に応じて段階的に」という仕組みが多く、日数が増えるほど金額が積み上がりやすい点が特徴です。料金は2026年時点で各社の公式情報をご確認ください。

イオンモバイルのSIMは日本の連絡用にそのまま残し、データ通信だけをeSIMに任せる使い分けができます。出発前にeSIMを入れておけば、現地に着いてオンにするだけでスマホがそのまま使えます。端末がeSIMに対応しているかは、事前にご確認ください。

BIGLOBEモバイルで海外旅行に行くときのスマホ

BIGLOBEモバイルは、海外でのデータローミングに対応していません。いつものスマホのままでは現地でデータ通信ができません(2026年7月時点。海外での利用条件は変わる場合があるため、最新の対応状況はBIGLOBEモバイル公式でご確認ください)。何も準備せず出発すると、現地でつながらないか、機種や設定によっては意図しない通信で費用がふくらみやすい傾向があります。

解決は、海外用のeSIMを1つ入れるだけです。SIMカードを差し替えたり、SIMピンで小さなトレイを開けたりする必要はありません。BIGLOBEモバイルのSIMは抜かなくてかまいません。データ通信の切り替え先をeSIM側にし、BIGLOBEモバイル側のデータローミングはオフのままにしておくと、意図しない通信を避けられます。

ネットが止まると、どんな場面で困る?

地図で現在地を確認する、看板やメニューを翻訳する、同行者にLINEで連絡する、宿の予約メールを開く。こうした動作がまとめてできなくなると、旅の自由度がかなり下がります。現地の無料Wi-Fiだけに頼る手もありますが、場所が限られ、移動中は使えず、混雑時は不安定になることもあります。パスワードが不明な公共Wi-Fiに次々つなぐのは、セキュリティの面でも積極的におすすめしにくい方法です。道に迷ったときや乗り換えを調べたいときこそ、Wi-Fiのない場所でネットが必要になります。空港に着いた直後は入国審査や荷物の受け取りで判断が続くので、通信手段は出発前に決めておくと不安を減らせます。

ほかの手段との違いも整理しておきます。現地SIMカードは到着後に店舗や窓口で購入するため、店舗を探す手間、言語、SIMの入れ替えと紛失に注意が必要です。Wi-Fiルーターは複数人・複数端末で共有しやすい一方、持ち歩きと充電が増え、返却期限の管理も要ります。無料Wi-Fiだけの場合は準備が不要でも、使える場所が限られ、安定性・安全面の不安が残ります。1人〜2人で数日〜2週間ほどの旅行で、荷物を増やしたくなく、到着後すぐ使いたいなら、eSIMがいちばん軽い準備で済みます。

容量と日数は、1日にどれくらい使うかから逆算

旅行では自宅ほど動画を見ないことが多く、思ったより少ない容量で足りるケースもあります(2026年7月時点の一般的な使用感をもとにした概算です)。

  • 地図・検索・連絡が中心:1日あたりおおよそ0.3〜0.5GB。観光メインの短期旅行向きで、写真の共有は宿のWi-Fiで済ませます
  • SNSや写真の共有もしたい:おおよそ0.5〜1GB。毎日ストーリーや写真を投稿したい旅向きです
  • 動画視聴やテザリングもしたい:おおよそ1.5GB以上。移動時間が長い旅や、パソコンでも作業する旅向きです

実際の消費量は、動画の画質、アプリの自動更新、写真のクラウド自動バックアップなどで大きく変わります。出発前に写真の自動アップロードをWi-Fi接続時のみに設定しておくと、容量の減りを抑えられます。日数は到着日から帰国日まで数えると安心です。乗り継ぎで空港に長く滞在する日も、地図や連絡で使うことがあります。現在選べるプランは次の表で確認できます。

SMS認証が必要なサービス(金融機関やフリマアプリなど)を渡航中に使う予定がある方は、出発前に認証方法を認証アプリやメールに切り替えられるか確認しておくと安心です。この点は変わりうるため、最新の条件は各サービスの公式案内でご確認ください。

現地でつながらないときは、まず機内モードのオン・オフを切り替え、設定画面でeSIM側の回線が有効か、データ通信の使用先がeSIMになっているかを見ます。それでも変わらないときは端末を再起動し、対応端末かどうかも確認します。解決しない場合はお問い合わせから日本語で相談できます。

QTモバイルで海外旅行に行くときのスマホ

QTモバイルは日本国内で快適に使えるように作られた格安スマホ(MVNO)で、海外でそのままデータ通信を使う「海外データローミング」には対応していない案内が一般的です⁠(仕様は変わる場合があるため、最新は必ずQTモバイルの公式情報でご確認ください/2026年時点)。いつものスマホをそのまま持って行くと、現地で地図を見る、LINEで連絡する、調べものをするといったことが難しくなります。海外ではWi-Fiがある場所(ホテルやカフェなど)以外で、データ通信がほとんど使えない状態です。

「とりあえずローミングをオンにすれば?」と考える方もいますが、知らないうちに高額な通信料がかかるケースがあります。海外ローミングは「1日いくら」「使った分だけ」という仕組みが多く、ざっくりした目安として「1日あたり数百円〜数千円規模になることもある」とイメージしておくと、使いすぎを防ぎやすくなります。具体的な料金は2026年時点でも各社・各プランで異なるため、必ず利用中の会社の公式情報でご確認ください。

QTモバイルの契約はそのままで、海外で使う回線だけを「追加でもう1本」用意するイメージで進めます。「渡航先を選ぶ → ⁠入れる → 現地でオンにする」の流れです。現地に着いたら、QTモバイル側のデータ通信やローミングをオフにしておくと、思わぬ通信を防げます。帰国したらeSIM側をオフにすれば、いつもどおりQTモバイルに戻せます。

NUROモバイルで海外旅行に行くときのスマホ

NUROモバイルは、2026年時点で海外データローミングに対応していないとされています(提供条件は変わることがあるため、出発前にNUROモバイルの公式案内で最新情報をご確認ください)。NUROモバイルのSIMだけを入れたスマホをそのまま海外に持っていっても、現地でデータ通信ができない可能性が高い、ということです。

何も準備しないと、地図アプリ・翻訳・乗り換え案内・メッセージなどが使えず、ホテルや空港のWi-Fiだのみになります。現地で慌ててプリペイドSIMを探したり、空港レンタルのWi-Fiを当日契約したりすると、必要以上の日数・容量で契約してしまい、結果的に高くつくこともあります。

NUROモバイルの契約はそのままで大丈夫です。eSIMは「海外用のもう1枚」として追加するイメージで、対応端末ならeSIMと従来のSIMを同時に持てます。難しいネットワーク設定(APN設定など)も、最近のeSIMサービスでは基本的に自動で済むよう案内されているものが多く、Bloomyもはじめての方が迷いにくいことを大切にしています。

ローミングと海外用eSIMの違いを、仕組みとおおよその傾向でまとめます。実際の料金・対象国・利用条件はサービスごとに異なり、変わることもあるため、各社の正確な内容は2026年時点の公式ページでご確認ください。

方法 仕組み 費用の傾向(目安) 電波の傾向
海外データローミング 日本の回線を海外でも使う(現地の提携網に間借り) 1日あたりで課金される形が多く、滞在が長いほど積み上がりやすい傾向。容量や対象国の条件にも左右される 提携している網に間借りするため、エリアや条件によって使い方が制限される場合がある
海外用eSIM(Bloomyなど) 渡航先で使えるデータ専用のSIMを追加する 必要な容量・日数だけを都度払いで選べるため、多くのケースで割安になりやすい 現地キャリアに直接つながる形のため、電波品質は同等〜むしろ快適に感じられることがある

eSIMなら「3日だけ」「短い旅行に合う容量だけ」と必要な分を選べるので、使わない分にお金をかけずに済みやすくなります。日本の電話番号あての電話・SMSの扱いは契約状況によって変わるため、海外でも日本の番号を受けたい場合は、NUROモバイルの公式案内で確認するのが確実です。容量は、地図・SNS・調べもの中心なら少なめでも足りることが多く、動画をたくさん見るなら多めが安心です。迷ったら少し余裕をもたせると慌てずに済みます。

ロケットモバイルで海外旅行に行くときのスマホ

ロケットモバイルは、海外でのデータローミングに対応していません(2026年6月時点。最新の対応状況は各社公式でご確認ください)。海外に着いてスマホの電源を入れても、モバイルデータ(4G/5Gの通信)はつながらず、現地ではWi-Fiがある場所でしかインターネットが使えない状態になります。海外では日本にいるとき以上に、地図や翻訳、宿やレストランの検索、LINEでの連絡で通信が役立つ場面が多いものです。

ローミングに対応している他社の回線をそのまま使うと、設定によっては1日あたり数百円〜数千円程度の利用料がかかることが多く、使った分が加算されたり、1日単位の定額が積み重なったりします。料金体系は会社・プランによって大きく異なるため、具体的な金額は2026年時点・各社の公式サイトで必ずご確認ください。知らないうちにデータをたくさん使い、帰国後の請求に驚いたという声も珍しくありません。

ロケットモバイルの契約はそのまま残しておけるので、帰国後は元の使い方に戻すだけです。購入後に届く案内に従ってeSIMを追加する作業は、数分ほどで完了することがほとんどです。多くの場合、追加した段階では「入れておくだけ」で、日本の回線をそのまま使い続けられます。現地に着いたら、設定画面で追加したeSIMの回線を有効にし、データローミングのスイッチをオンにします(eSIM側を使うための設定です)。有効化のタイミングはプランによって異なる場合があるため、購入時の案内を一度確認しておくとより安心です。

NifMoで海外旅行に行くときのスマホ

NifMoは国内向けのプランが中心で、海外でのデータローミングには基本的に対応していません⁠。日本で使うように「電源を入れればネットにつながる」という状態にはなりにくいのが実情です。対応状況は変わることがあるため、出発前にNifMoの最新の公式案内を一度ご確認いただくと安心です(2026年時点)。

ローミング非対応だと、現地でモバイルデータが使えず、Wi-Fiのある場所でしかネットを使えません。海外でローミングが使える契約・端末の場合でも、設定のままだと1日あたりの定額(数百円〜千数百円程度のことが多い)がかかったり、従量制で思わぬ金額になったりします。料金のしくみや金額は会社・国・プランで大きく異なり、変動もするため、正確な金額は2026年時点・各社の公式ページでご確認ください。

NifMoの契約はそのまま残しておけるので、日本の契約を解約する必要はありません。渡航先のeSIMをあらかじめ入れておけば、現地に着いてから回線を切り替えるだけで、いつものスマホがそのまま海外用になります。ローミングとの違いは次のとおりです。

くらべるポイント 海外ローミング Bloomyの海外eSIM
使えるか 契約・端末が対応していれば可(NifMoは基本非対応) 渡航先のプランを選んで入れるだけ
料金のイメージ 1日定額や従量制になりやすい(金額は各社公式で要確認) 必要な容量・日数だけの都度払いで、多くのケースで割安になりやすい
電波のしくみ 提携した網に“間借り”するため、使い方に制限が出ることも 現地のキャリアに直接つながり、電波品質は同等〜むしろ快適なことも
準備 設定を確認する必要がある 出発前に入れておけば現地で切り替えるだけ

ローミングの料金・対応は会社や国で異なり、変わることがあります。1日定額をずっと払い続ける形になりにくいので、短い旅行でも長めの滞在でもムダが出にくい点がeSIMの強みです。

渡航先のプランは比較ページで選べる

「自分の行き先のプランがあるのか」「どれを選べばいいのか」が分かると、準備はぐっと軽くなります。BloomyのeSIM比較ページでは、国名・データ容量・利用日数に合わせてプランを探せます。料金や対応国は最新の内容が反映されるので、出発前に確認しておくと安心です。

👉 渡航先のeSIMを確認したい方へ。eSIM比較ページから、行き先の国名と、滞在日数・データ容量に合わせてプランを探せます。まずは行き先のプランがあるか、のぞいてみてください。

プランの内容や料金・対応国は変更される場合があります。購入前に、比較ページの最新の表示をご確認ください(2026年9月時点)。

格安SIM各社の海外での扱い一覧

ここまでの内容を会社別に並べました。確認時点は各社の節に書いた時期です。最新の対応状況は各社の公式案内でご確認ください。

会社 海外でのデータ通信 確認時点 この会社のポイント
IIJmio 国際ローミングは音声・SMSが中心。データ通信は向きにくい場面がある 2026年9月 番号あての着信・SMSを受けたいときは回線を残して併用も
イオンモバイル 海外データローミング非対応 2026年6月 SIMは日本の連絡用に残し、データ通信だけeSIMに任せる
BIGLOBEモバイル 海外データローミング非対応 2026年7月 SIMは抜かず、データ通信の切り替え先をeSIMにする
QTモバイル 海外データローミングに対応していない案内が一般的 2026年 現地ではQTモバイル側のデータ通信・ローミングをオフに
NUROモバイル 海外データローミング非対応 2026年 日本の番号あての扱いは公式案内で確認
ロケットモバイル 海外データローミング非対応 2026年6月 現地でeSIMの回線を有効にし、データローミングをオン
NifMo 海外データローミングに基本的に非対応 2026年 契約は残したまま、現地で回線を切り替えるだけ

まとめ:格安SIMユーザーが海外でやることは1つ

IIJmioのスマホは日本では便利ですが、海外でのデータ通信はそのままだと使いにくかったり、思わぬ料金につながったりすることがあります。国際ローミングは音声・SMSが中心で、データ通信の旅行利用には向きにくい場面があるためです。ほかの6社も、海外でのデータローミングは非対応が中心でした。

そこで、出発前にデータ通信用のeSIMを1つ入れておくだけで、現地に着いてからすぐにネットが使えます。設定は届いた設定リンクを1タップするだけで、必要な容量・日数だけを選べるので、通信費も抑えやすくなります。普段の契約はそのまま残せるので、帰国後もいつもどおりです。まずはeSIM比較ページで、行き先のプランを見てみるところから始めてみてください。

よくある質問

IIJmioの契約はそのままで、海外用のeSIMを使えますか?
はい、IIJmioの契約を解約したり変更したりする必要はありません。eSIM対応のスマホなら、普段のIIJmio回線を残したまま海外用のeSIMを追加し、海外ではデータ通信に使う回線をBloomyに切り替えるだけで使えます。帰国後は海外用eSIMをオフにすれば、いつもどおりIIJmioの回線に戻せます。
海外でIIJmioの電話番号あての電話やSMSは受けられますか?
一般に、IIJmioの国際ローミングは音声通話やSMSが中心とされており、海外でも日本の番号あての着信やSMSを受け取れることがあります。ただし対応国や料金、条件は変わることがあるため、2026年9月時点の最新情報をIIJmio公式でご確認ください。BloomyのeSIMはデータ通信専用なので、番号での着信やSMSはIIJmio側の回線で受ける形になります。
BloomyのeSIMで電話やLINE通話はできますか?
Bloomyは基本的にデータ通信専用です。使えないのは電話番号での発着信⁠(音声通話)とSMSだけで、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます。電話番号での通話やSMS認証が必要な場合は、IIJmioの番号の扱いや、現地の番号付きプランもあわせてご確認ください。
eSIMは日本にいるうちに設定しても大丈夫ですか?
多くの場合、出発前に日本でeSIMの追加(インストール)まで済ませておき、現地に着いてから回線をオンにする流れが安心です。追加は届いた設定リンクを1タップして、画面の案内どおりに進めるだけです。ただし、利用日数が始まるタイミングはプランによって異なるため、購入時の案内をご確認ください。
海外でつながらないときは、何を確認すればいいですか?
まず、設定でBloomyの回線がオンになっているか、モバイルデータ通信に使う回線としてBloomyが選ばれているかを確認してください。機内モードのオン・オフや再起動で改善することも多いです。それでもつながらない場合は、つながらない時の対処ページに状況別の手順をまとめているので、あわせてご覧ください。
旅行中のデータ容量はどれくらい選べばいいですか?
地図・調べ物・LINEのやりとりが中心なら1日あたり数百MB程度、写真の共有やSNS投稿も多いなら1日1GB前後、動画視聴やテザリングも使うなら1日2GB以上が目安です。あくまで目安で使い方によって変わるため、迷ったら少し余裕のある容量を選ぶか、長期滞在なら無制限プランも含めて比較ページで検討してみてください。