先に結論です。海外に滞在していても、日本の電話番号への着信やSMSを受け取ることは「条件付き」で可能です。ただし、自動的にどこでも受け取れるわけではなく、契約状況・回線の設定・通信環境によって受け取り方が変わります。多くの場合は「Wi-Fiやデータ通信が使える環境を用意したうえで、着信やSMSの受け取り方法を事前に確認しておく」ことが安心につながります。とくにSMS認証は仕組み上届かないことがあるため、出発前の確認が大切です(2026年6月時点の一般的な情報です。最新の条件は各社公式でご確認ください)。
- 海外でも日本の番号への着信・SMSは条件付きで受け取れる
- 受け取り方はローミング/Wi-Fi通話/アプリ通話を出発前に確認
- SMS認証は届かない前提で認証アプリ等の代替手段を準備
- 旅行向けeSIMはデータ専用で番号・SMS認証は不可
- 電話番号での通話/SMSは不可だがLINE等のアプリ通話はOK
海外赴任や留学、長期滞在の準備をしていると、「日本の電話番号は残せても、海外にいる間にかかってくる電話やSMSはちゃんと受け取れるの?」という不安が出てきます。番号を維持できることと、海外でそれを実際に使えることは別の話です。この記事では、海外滞在中に日本の電話番号で着信やSMSを受け取る方法と、つまずきやすい注意点を、はじめての方にも分かりやすく整理します。
なお、povoで日本の電話番号そのものを維持できるかどうかや、海外在住者が確認しておきたい契約面のポイントについては、「povoで日本の電話番号を維持できる?海外在住者が確認すべき注意点」で詳しくまとめています。番号の「維持」と、この記事の「受け取り方」をあわせて読むと、全体像がつかみやすくなります。
海外で日本の電話番号はそのまま使える?
日本の携帯電話番号は、契約が有効であれば海外にいても「番号自体」はなくなりません。ただし、海外で着信やSMSを受け取るには、いくつかの条件が関わってきます。代表的なのは次の3つです。
- 国際ローミングが有効か:日本の回線を海外でそのまま使う設定。受け取れる一方で、利用料が発生する場合があります。
- Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)に対応しているか:データ通信やWi-Fi経由で着信・SMSを扱える仕組み。対応は端末・通信事業者・プランによって異なります。
- アプリ通話・メッセージで代替できるか:LINEやWhatsAppなど、データ通信があれば連絡を取れる手段。
つまり「番号を残す」ことと「海外で受け取る」ことは分けて考えるのが分かりやすく、滞在スタイルに合わせて受け取り方を選ぶのがおすすめです。
着信電話を受け取る方法
日本の番号への電話を海外で受け取りたい場合、主に次の方法が考えられます。どれが使えるかは契約や端末によって変わるため、出発前に確認しておくと安心です。
1. 国際ローミングで受け取る
日本の回線をそのまま海外で使う方法です。設定をオンにしておけば着信を受けられる場合がありますが、受信側にも料金がかかることがある点に注意が必要です。長期滞在では費用がかさみやすいため、常時オンにするかどうかは滞在期間と相談して決めると良いでしょう。
2. Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)を使う
Wi-Fiやデータ通信を使って、日本の番号で通話・SMSを扱える仕組みです。対応していれば海外でも着信を受けやすくなりますが、対応の有無や海外での利用可否はプラン・端末・事業者で異なります。利用できるかどうかは契約元の最新案内をご確認ください。
3. アプリ通話で代替する
家族や友人との連絡が中心なら、LINEやWhatsAppなどのアプリ通話が手軽です。これらはデータ通信が使える環境であれば利用できる場合があり、通話料を気にせず連絡を取りやすいのが利点です。一方で、日本の電話番号そのものへの着信を置き換えるものではない点は理解しておきましょう。
SMSを受け取る方法と認証の注意点
海外滞在で特に不安になりやすいのが、SMS(ショートメッセージ)の受け取りです。銀行・証券・各種サービスのログイン時に届く「SMS認証コード」を受け取れないと、手続きが進められなくなることがあります。
- SMSはローミングやWi-Fi通話の対応状況によって、届く場合と届きにくい場合があります。
- アプリ通話・チャットアプリは、SMS認証の代わりにはなりません(電話番号宛のSMSは別の仕組みです)。
- 重要な認証は、出発前に「認証アプリへの切り替え」や「予備の連絡手段」を準備しておくと安心です。
SMS認証は金融や行政手続きにも関わるため、仕組みは変わりうるものとして、利用中のサービスごとに公式の最新案内を確認することをおすすめします。電話番号・SMSまわりの考え方は、電話番号・SMSに関する記事一覧もあわせてご覧ください。
データ専用eSIMとの組み合わせ方
海外での通信手段として便利なのがeSIMですが、ここで大切な前提があります。Bloomy eSIMをはじめ、旅行・滞在向けのeSIMは基本的にデータ通信専用です。eSIM自体に日本の電話番号がつくわけではなく、音声通話やSMS認証をeSIM側で受けられるわけではありません。
そのため、現実的には次のような組み合わせがよく使われます。
- 日本の番号(着信・SMS用):維持しておき、必要に応じてWi-Fi通話やローミングで受け取る。
- データ専用eSIM(普段の通信用):地図・検索・アプリ通話・SNSなど、日々のデータ通信をまかなう。
この組み合わせなら、日々の通信はeSIMで軽やかに使いつつ、日本の番号は「受け取り用」として残せます。日本の番号・SMSが必要な場面では、データ専用eSIMだけに頼らず別手段もあわせて確認しておくと安心です。
状況別の受け取り方の目安
滞在スタイルによって、合いやすい方法は変わります。あくまで一般的な目安として整理します。
| 滞在スタイル | 日本の番号の扱い | 普段の通信 | 意識したい点 |
|---|---|---|---|
| 短期旅行 | ローミングは必要時のみオン | データ専用eSIM | 着信が多くなければアプリ通話中心でも対応しやすい |
| 留学・長期滞在 | 維持+Wi-Fi通話の可否を確認 | データ専用eSIM(または現地回線) | SMS認証の代替手段を出発前に準備 |
| 海外赴任 | 維持の要否を契約元と確認 | 滞在に合わせて選択 | 金融・行政の認証手段を早めに見直す |
※利用できる方法や料金は契約・端末・滞在国によって異なります。最新の条件は各社公式でご確認ください。
事前に確認しておきたい注意点
- 受信側の料金:ローミングでは着信にも料金がかかる場合があります。長期滞在ほど影響が大きくなります。
- Wi-Fi通話の対応:対応端末・対応プランかどうか、海外でも使えるかを事前に確認しましょう。
- SMS認証:届かない可能性を前提に、認証アプリや予備手段を準備しておくと安心です。
- データ専用eSIMの前提:eSIMは基本データ通信専用で、日本の番号やSMS認証を置き換えるものではありません。
これらは仕組み上「絶対こうなる」と言い切れない部分があり、契約状況によっても変わります。不安な点は出発前に契約元へ相談しておくのがおすすめです。
Bloomyでできること
Bloomy eSIMは、海外での日々のデータ通信を分かりやすく準備するためのサービスです。日本の番号は「着信・SMSの受け取り用」として残しつつ、普段の通信はデータ専用eSIMでまかなう、という組み合わせを考えている方に向いています。渡航先のプランを探したい方は、eSIM比較ページから国名・データ容量・利用日数に合わせて選べます。設定や番号まわりで迷ったときは、よくある質問もあわせてご確認ください。
日本の電話番号そのものを維持できるかどうかが気になる方は、povoで日本の電話番号を維持できる?海外在住者が確認すべき注意点もチェックすると、番号の「維持」と「受け取り」の両面から準備を整えやすくなります。
まとめ
海外滞在中でも、日本の電話番号への着信やSMSは条件付きで受け取れます。ポイントは、①番号は維持する、②受け取り方(ローミング/Wi-Fi通話/アプリ通話)を事前に確認する、③SMS認証は代替手段を準備する、④日々の通信はデータ専用eSIMでまかなう、という整理です。仕組みや条件は変わりうるため、最後は各社公式の最新情報を確認しながら、自分の滞在スタイルに合った準備を進めてみてください。
よくある質問
海外にいる間、日本の電話番号にかかってきた電話は受け取れますか?
データ専用eSIMでSMS認証コードは受け取れますか?
日本の番号とデータ専用eSIMは両方持っていてもいいですか?
データ専用eSIMでも、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTime などアプリの通話(データ通信を使う通話)は通常どおりご利用いただけます。使えないのは、電話番号での発着信(音声通話)とSMSです。

