「eSIMって結局なに?」と調べている方は、海外旅行や留学の準備で初めて目にした方が多いはずです。eSIMとは、スマホに最初から内蔵されているSIMの機能に、通信会社のプラン情報をデータとして書き込んで使う仕組みのこと。小さなカードを差し替える必要がなく、手元の画面操作だけで回線を追加できます。
この記事でわかること
- eSIMはSIMカードのデータ版
- 物理SIMとの違いは「差し替え不要」
- 使えるかは端末とSIMロックで決まる
- 海外向けはデータ専用が基本
- 出発前に設定しておくと安心
eSIMとは何か
SIMは、スマホが通信会社の回線につながるための「身分証」のようなものです。従来は爪の先ほどのICカード(物理SIM)をスマホに挿して使っていました。eSIMの「e」は embedded(組み込み)のeで、このICチップ相当の部分が最初から端末の中に入っています。
では、どうやって回線を契約するのか。通信会社が用意したプランの情報(プロファイルと呼ばれるデータ)を、ネット経由で端末に書き込みます。カードの郵送も、店頭での受け取りも要りません。
「eSIM」と「eSIMプラン」は別のもの
混乱しやすい点なので整理します。eSIMは端末側の仕組みの名前です。一方「eSIMプラン」は、その仕組みに追加して使う通信サービスを指します。たとえば「アメリカで7日間使えるデータ容量つきのeSIMプラン」のような言い方をします。つまり、端末がeSIMに対応していれば、普段の回線とは別に旅行用のプランだけを追加できるわけです。
物理SIMとeSIMの違い
いちばん大きな違いは、入手と切り替えの手間です。表にまとめました。
| 比べるところ |
物理SIM |
eSIM |
| 入手方法 |
カードを受け取る(空港・店頭・郵送など) |
オンラインで購入し設定データを受け取る |
| 端末への入れ方 |
SIMトレイを開けて差し替える |
画面の案内に沿ってデータを追加する |
| 紛失・破損の心配 |
小さく失くしやすい |
カード自体がないので失くさない |
| 複数回線の使い分け |
差し替えが必要 |
端末内に複数保存し切り替えられる |
| 使える端末 |
ほぼすべてのスマホ |
eSIM対応の端末のみ |
日本の自宅用の回線はそのままにして、海外用のプランだけを足す。そんな使い方ができるのがeSIMの強みです。端末のSIMトレイを開けるピンを持ち歩く必要もありません。
eSIMのメリット
到着前に準備が終わる
物理SIMだと、空港で売り場を探して並び、その場で差し替えるのが定番でした。eSIMなら日本にいるうちに購入して設定まで済ませられます。フライトで疲れた状態で慣れない操作をしなくて済むのは、意外と大きな安心感です。
日本の回線を外さなくていい
物理SIMを差し替えると、日本の番号のSIMを一時的に外すことになります。eSIMを追加する形なら、日本のSIMを挿したまま海外用の通信だけを足せます。SIMカードの置き場所に悩むこともありません。
プランを選び直しやすい
国・日数・データ容量ごとにプランが分かれているため、旅程に合わせて選べます。出張や留学で国をまたぐ場合も、国ごとにプランを追加する形で対応できます。
知っておきたい注意点
使えるのはeSIM対応の端末だけ
古いスマホや一部の機種はeSIMに対応していません。日本で購入した端末にSIMロックがかかっている場合は、ロックの解除が必要になることがあります。対応状況は機種・購入時期・販売した通信会社によって違うので、購入前に確認するのが確実です。BloomyのeSIM対応端末のページから調べられます。
海外向けeSIMはデータ通信専用が基本
Bloomyで扱うeSIMは、基本的にデータ通信専用です。電話番号での通話(音声通話)とSMSは使えません。ただしLINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話は、データ通信を使うため通常どおり使えます。地図の検索や写真の共有、家族との連絡といった旅行中の用事は、ほとんどデータ通信でまかなえます。
一方で、銀行や各種サービスの認証コードをSMSで受け取る必要がある場合は話が変わります。日本の回線を残して受信できる状態にするなど、別の手段をあらかじめ考えておくと安心です。
つながる速さは現地の回線に左右される
eSIMそのものが速い、遅いということはありません。実際の速度は現地の通信網や場所、時間帯の混雑によって変わります。プラン内容に「何日間」「何GB」といった条件があるので、購入前に必ず確認しましょう。
知っておきたいこと
eSIMの設定は、出発前に済ませるのが安心です。ただしプランによって回線を有効にするタイミングが異なります。購入時の案内で「いつ有効になるか」を確認してから、現地で回線をオンにしてください。
eSIMが使えるか確認する流れ
購入してから「対応していなかった」とならないよう、先に次の順で確認します。
- お使いの機種がeSIMに対応しているかを調べる
- SIMロックがかかっていないかを確認する
- 渡航先の国・地域でプランがあるかを探す
いちばん確実なのは、端末の設定画面にeSIMの追加項目があるかを見ることです。メーカーや機種で表示は異なりますが、「モバイル通信」や「SIM」の設定の中にあることが多いです。迷ったらよくある質問も参考になります。
海外でのeSIMの使い方
Bloomyの設定はシンプルです。購入後に届く設定リンクを1タップし、画面の案内に沿って追加します。コードの読み取りや長い文字列の入力は、基本的に必要ありません。流れは次のとおりです。
- 渡航先とデータ容量、日数に合うプランを選んで購入する
- 届いた設定リンクを1タップして、eSIMを端末に追加する
- 現地に着いたら、追加したeSIMの回線をオンにする
- 日本の回線のデータローミングはオフにしておく
手順を詳しく見たい方は設定ガイドが役立ちます。うまくつながらないときはつながらない時の対処を順に試してみてください。
プランの選び方
選ぶポイントは、行き先・日数・データ容量の3つです。地図や翻訳が中心なら少なめで足ります。動画を見たり、仕事でオンライン会議をしたりするなら、余裕のある容量が向いています。足りなくなるのが不安な方は、少し多めを選ぶと気持ちが楽になります。
長期の滞在や、毎日たくさん使う方に向くのは、無制限タイプです。ただし無制限でも、利用条件や公平利用の考え方がプランごとに設定されている場合があります。テザリングの可否も同じです。購入前に条件を見ておきましょう。詳しくはBloomy Unlimited Maxのページで確認できます。
eSIMが向いている人・向いていない人
向いている人
- 空港でSIMを買う手間を省きたい旅行者・出張者
- 日本の回線を残したまま海外で通信したい人
- 留学前に通信手段を決めておきたい人
- SIMカードの紛失や差し間違いが心配な人
別の方法も考えたい人
- お使いの端末がeSIMに対応していない人
- 現地の電話番号で通話やSMS認証を使う必要がある人
後者の場合は、現地の物理SIMや番号つきのサービスなど、別の選択肢も合わせて考えると失敗しにくくなります。向き不向きを正直に整理してから選ぶのが、いちばん遠回りに見えて確実です。
渡航先のeSIMを探すには
国名・データ容量・利用日数から探したい方は、eSIM比較ページが便利です。実際に選べるプランや料金は国・地域によって異なる場合があるので、購入前に比較ページの最新の表示をご確認ください。購入後はマイページから手元のeSIMを確認できます。
まとめ
次にやることは3つです。端末がeSIMに対応しているかを確認する。渡航先に合うプランを比較ページで探す。出発前に設定リンクを1タップして追加しておく。この順で進めれば、現地に着いてすぐ回線をオンにするだけで済みます。
よくある質問
eSIMとSIMカードは何が違いますか?
SIMカードはスマホに挿し込む物理的なカードで、eSIMは端末に内蔵された仕組みにデータで回線を追加するものです。eSIMはカードの受け取りや差し替えが不要で、オンラインだけで設定できます。
eSIMは自分のスマホで使えますか?
eSIM対応の機種で、SIMロックがかかっていなければ使えます。対応状況は機種や購入元で異なるため、購入前にBloomyの対応端末ページか端末の設定画面で確認すると安心です。
eSIMで電話やLINE通話はできますか?
LINE・WhatsApp・FaceTimeなどのアプリ通話は、データ通信を使うため通常どおり使えます。使えないのは、電話番号での発着信(音声通話)とSMSです。認証コードをSMSで受け取る場合は別の手段を用意しておくと安心です。