最終更新日:2026年7月30日(記載内容は変わる場合があります)
海外旅行が近づくと、「IIJmioの契約はそのままでいいのだろうか」「現地でどこを切り替えれば通信できるのだろう」と手が止まりやすいところです。結論から言うと、日本の回線(IIJmio)は解約も乗り換えもせずそのまま残し、現地で使うデータ通信だけを海外用eSIMに任せる「デュアルSIM」の形にすれば、スマホ1台のまま無理なく使い分けられます。
この記事では、出発前に済ませておくこと、現地でオンにする場所、帰国後に元へ戻す手順までを、順番どおりに確認していきます。設定リンクを1タップして追加するだけなので、機械の操作が普段から苦手な方でも進めやすい流れです。
- 日本の回線は残したまま使える
- 出発前に設定リンクを1タップで追加
- 現地ではデータ通信の回線を切り替える
- 帰国後は元の回線に戻すだけ
結論:IIJmioは残し、データ通信だけ海外eSIMに切り替える
渡航前にやることは、大きく2つだけです。日本の回線はそのまま置いておき、海外用eSIMを追加して、現地でデータ通信に使う回線を海外用に切り替えます。日本の回線を止めたり解約したりする必要はありません。
この形にしておくと、帰国後は切り替えを戻すだけで普段の使い方に戻れます。IIJmioを使っている方の海外でのスマホの考え方全体は、IIJmioで海外旅行のスマホはどう使う?初心者向けにやさしく解説でまとめています。あわせて読むと、渡航前の判断がしやすくなります。
なお、IIJmio側の海外での通信サービスの内容や料金は変更される場合があります。ご自身の契約でどうなっているかは、公式サイトやマイページの最新の表示でご確認ください(2026年7月時点)。
デュアルSIMとは?1台のスマホで2回線を使い分ける仕組み
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つの回線を入れておき、役割ごとに使い分けられる仕組みです。多くのeSIM対応スマホは、日本の回線を入れたまま、もう1つの回線としてeSIMを追加できます。
渡航中の役割分担は、次のように整理すると分かりやすくなります。
| 回線 | 主な役割 | 渡航中の扱い |
|---|---|---|
| 日本の回線(IIJmio) | 電話番号を持っておく | そのまま残す。意図しない通信を避けたい場合はデータ通信・ローミングをオフ |
| 海外用eSIM(Bloomy) | 現地でのデータ通信 | 現地到着後にオンにして、データ通信用の回線に指定 |
「番号は日本のまま、通信は現地用」という分け方だと考えると、設定画面で迷いにくくなります。
出発前にやっておきたい3つの準備
1. 端末がeSIMに対応しているか確認する
まず、お使いのスマホがeSIMに対応しているか、SIMロックがかかっていないかを確認します。ここが確認できていないと、当日になって慌てる原因になります。判断に迷うときはeSIM対応端末の確認ページで機種を照らし合わせてみてください。
2. 渡航先・日数・容量に合うプランを選ぶ
次に、渡航先の国・滞在日数・使いたいデータ容量からプランを選びます。地図やレストラン検索、SNSの閲覧が中心なら大容量でなくても足りることが多く、動画を長く見る予定があるなら余裕を持たせておくと安心です。プランや対応国、料金は変わる場合があるため、eSIM比較ページで最新の表示を確認しながら選ぶ形をおすすめします。
3. 通信が安定した場所で設定リンクを1タップしておく
購入後は、日本のWi-Fiなど通信が安定した場所で、届いた設定リンクを1タップしてeSIMを追加しておきます。追加そのものは出発前に済ませ、現地で回線をオンにするだけにしておくと、到着後の負担がぐっと軽くなります。手順の詳細は設定ガイドにまとめています。
設定手順:出発前・現地到着後・帰国後
出発前(日本にいるうち)
- Wi-Fiなど通信が安定した場所で、届いた設定リンクを1タップします。
- 画面の案内に沿って、eSIMを回線として追加します。
- 追加した回線には「旅行用」など分かりやすい名前を付けておきます。
- この時点では、追加した回線はオフのままで問題ありません(プランによって有効化のタイミングが異なるため、購入時の案内をご確認ください)。
現地に着いたら
- スマホの回線設定を開き、追加した海外用eSIMをオンにします。
- データ通信に使う回線を、海外用eSIMに切り替えます。
- 日本の回線側のデータ通信は、意図しない通信を避けたい場合はオフにします。
- 機内モードのオン・オフを一度切り替えて、電波表示を確認します。
帰国後
- データ通信に使う回線を、日本の回線に戻します。
- 海外用eSIMはオフにします(不要になったら削除しても構いません)。
- 日本の回線側でデータ通信をオフにしていた場合は、オンに戻します。
設定画面の名称は端末やOSのバージョンによって少し異なる場合があります。見つからないときは、設定内の検索で「モバイル通信」や「SIM」と調べると早く着きます。
データローミングの設定で迷いやすいポイント
ここでつまずく方が多いので、2つの回線を分けて考えます。ポイントは「どちらの回線の話か」を毎回はっきりさせることです。
海外用eSIM側は、プランや現地でつながる回線によって、データローミングをオンにするよう案内が出る場合があります。その場合は購入時の案内に沿って設定してください。一方、日本の回線側は、旅行中に意図しない通信が発生しないよう、データ通信とデータローミングをオフにしておくと落ち着いて使えます。
日本の回線をオフにする範囲によって、電話番号での着信やSMSの受信ができるかどうかが変わります。海外での受信可否や料金は契約内容によって異なるため、番号での連絡が必要な予定がある方は、出発前に契約中の会社の公式情報でご確認ください。
データ専用eSIMでできること・できないこと
Bloomy eSIMは基本的にデータ通信専用です。ここを先に知っておくと、現地で「思っていた使い方と違った」となりにくくなります。
| やりたいこと | データ専用eSIMでの扱い |
|---|---|
| 地図・検索・SNS・メール | データ通信で通常どおり使えます |
| LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話 | データ通信を使う通話なので通常どおり使えます |
| 電話番号での発着信(音声通話) | データ専用eSIMでは使えません |
| 電話番号でのSMS送受信 | データ専用eSIMでは使えません |
つまり、使えないのは電話番号での発着信(音声通話)とSMSだけで、アプリを使った通話は普段と同じように使えます。番号での通話やSMSが必要な場合は、日本の回線をそのまま残す形にするか、番号付きのプランや現地SIMなど別の手段もあわせて検討すると安心です。
また、通信の速度や安定性は、現地の回線状況・エリア・時間帯の混雑によって変わります。到着直後や大きな駅・空港などでつながりにくく感じることもあるため、時間に余裕を持って設定しておくと落ち着いて対応できます。
この使い方が向いている人/向いていない人
デュアルSIMは便利な一方、すべての方に最適とは限りません。ご自身がどちらに近いか、先に確認しておきましょう。
向いている人
- 日本の電話番号はそのまま残しておきたい方
- 旅行中はデータ通信が中心で、連絡はLINEなどのアプリで足りる方
- スマホ1台で身軽に旅行したい方(Wi-Fiルーターの受け取り・返却をしたくない方)
- 短期の旅行や出張で、必要な日数分だけ通信を用意したい方
向いていない人・別の手段も検討したい人
- お使いの端末がeSIMに対応していない方
- 渡航中に電話番号での通話やSMSを日常的に使う予定がある方
- 複数人・複数端末で1つの通信を分け合いたい方(テザリングの条件はプランによって異なります)
- 長期滞在で、現地の番号を持って生活したい方
うまくつながらないときに確認する順番
現地でつながらないときは、思いつくところを触るより、順番に確認したほうが早く解決します。
- 海外用eSIMの回線がオンになっているか
- データ通信に使う回線が、海外用eSIMに指定されているか
- 案内に沿ってデータローミングの設定ができているか
- 機内モードのオン・オフを切り替えたか、または端末を再起動したか
- プランの利用開始日・有効期間が始まっているか
それでも改善しないときは、つながらないときの対処ページで状況別の確認方法を見ていただけます。購入や設定の疑問はよくある質問にもまとめています。
まとめ:迷ったら「日本の回線は残す」から始める
IIJmioを使っている方が海外旅行でスマホを使うとき、最初の一歩は「日本の回線はそのまま残す」と決めてしまうことです。そのうえで、現地のデータ通信だけを海外用eSIMに任せ、帰国後は切り替えを戻す。この流れが分かっていれば、出発前にやることは自然と絞られます。
渡航先が決まっている方は、eSIM比較ページで国名・データ容量・利用日数からプランを探せます。設定の流れをもう一度確認しておきたい方は設定ガイドもあわせてご覧ください。
※本記事の内容は2026年7月時点の情報にもとづいています。プラン内容・対応国・利用条件は変更される場合があるため、購入前に最新の表示をご確認ください。IIJmioなど契約中の通信サービスの海外での提供内容・料金については、各社の公式情報をご確認ください。

