最終更新日:2026年8月6日
海外で残りのデータが少なくなると、「このあと足りるだろうか」と急に不安になります。結論から言うと、同じ渡航先にまだ数日滞在するならデータの追加(トップアップ)、対応していない場合や別の国へ移動する場合は新しいeSIMをもう1つ追加するのが、いちばん分かりやすい方法です。ただしトップアップに対応しているかはプランごとに異なり、追加しても利用できる日数が延びない場合があります。この記事では、慌てずに判断できるよう、確認する順番と選び方、そして次の旅で足りなくならないための容量の目安までまとめました。旅先で焦って操作すると、かえって通信できない状態を長引かせてしまうことがあります。まずは落ち着いて、順番に確認していきましょう。
- 同じ国で続けるならまず追加を検討
- 追加できるかはプランごとに異なる
- 別の国へ移動なら新しいeSIMが確実
- 追加しても日数は延びない場合がある
- 迷ったら残り日数から逆算して選ぶ
まず確認:本当にデータ切れですか?
先に結論を言うと、通信が遅い・つながらない理由はデータ切れとは限りません。順番に確認すると、必要のない出費を防げます。
残りのデータ量はマイページで確認できます
ご購入いただいたeSIMの残量と利用状況はマイページで確認できます。まだ残量があるのに通信できない場合は、データ切れではなく設定や電波の問題である可能性が高くなります。逆に残量がほとんどない場合は、この記事の後半で説明する「追加」か「買い足し」の判断に進みます。
なお、スマートフォン本体の「モバイルデータ通信の使用量」表示は、端末側で数え始めた時点からの合計を示すものです。手動でリセットしない限り前の旅行分が含まれていることもあるため、実際の残量はマイページ側の表示で確認するほうが確実です。
「遅い」だけならデータ切れとは限りません
現地の電波状況、時間帯の混雑、建物の中かどうかでも速度は大きく変わります。地下鉄の車内、地下街、山間部、コンクリートの厚い建物の中では、どのプランでも快適に使えないことがあります。少し場所を移動する、屋外に出る、といっただけで戻る場合もあります。空港や駅、観光地の周辺は利用者が集中しやすく、夕方から夜にかけて速度が落ちやすい時間帯です。
また、端末側の設定が原因のこともあります。低データモード(省データモード)がオンになっている、VPNアプリが接続に失敗している、データローミングがオフになっている、といったケースです。設定まわりの確認は設定ガイドにまとめています。
使い切っても、eSIM自体は端末に残ります
データを使い切ると通信は止まりますが、端末に入れたeSIMが消えるわけではありません。追加できるプランであればそのまま使い続けられますので、慌てて削除しないでください。削除すると、同じものを入れ直せない場合があります。「通信できない=いったん消して入れ直す」と考えてしまう方が多いのですが、eSIMではこの操作が回復につながらないことがあるため、削除は最後の手段と考えてください。
データが足りないときの3つの選択肢
結論として、選択肢は大きく3つです。どれを選ぶかは、滞在の残り日数と、次にどこへ行くかでほぼ決まります。
| 選択肢 | 向いている場面 | 注意したいこと |
|---|---|---|
| データを追加する(トップアップ) | 同じ渡航先に、まだ数日滞在する | 対応していないプランがある/日数は延びない場合がある |
| 新しいeSIMを追加購入する | 別の国へ移動する/有効期限が近い | 使う回線の切り替えが必要 |
| Wi-Fiで一時的にしのぐ | あと数時間で帰国・移動する | 公共Wi-Fiは安定性と安全面に不安が残る |
Wi-Fiでしのぐ場合に気をつけたいこと
帰国便まであと数時間、というような短い時間であれば、ホテルやカフェ、空港のWi-Fiでしのぐのも現実的な選択です。ただし公共のWi-Fiは、混雑して速度が出ないことに加え、通信内容の安全面でも注意が必要です。ネットバンキングやクレジットカード情報の入力など、重要な操作は避けたほうが安心です。地図やメッセージの確認など、軽い用途にとどめる前提で考えてください。ネットワークの安全性やIP・VPNまわりの考え方はIP・VPNの記事でも取り上げています。
どちらが分かりやすいか、費用の考え方
追加と買い足しのどちらが向くかは、金額だけでは決められません。データ容量あたりの条件は、国・容量・日数の組み合わせによって変わります。少しだけ足すつもりが、結局また止まってしまって二度手間になることもあるため、「残り何日、1日どれくらい使うか」を先に見積もってから決めると失敗しにくくなります。実際に選べるプランや条件は国・地域によって異なる場合がありますので、比較ページの最新の表示をあわせてご確認ください。
データの追加(トップアップ)が向いている場合
結論として、渡航先が変わらず、利用できる日数がまだ残っているなら追加が手軽です。
設定をやり直さなくて済みます
すでに使っているeSIMにデータを足す方法なので、端末側の設定はそのままで大丈夫です。回線を切り替える必要も、新しいプロファイルを入れる必要もありません。現地で通信が止まってしまったときに、いちばん手数が少ない方法になります。移動中や、レストランの席でさっと対処したいときにも向いています。
対応しているかはプランごとに異なります
すべてのプランで追加できるわけではありません。対応していないプランもありますので、比較ページの各プランの表示と、マイページのご案内をご確認ください。対応していない場合は、次の「新しく購入する」方法に切り替えます。
追加の操作はWi-Fi環境で行うと安心です
データが尽きた状態では、追加の手続き自体に通信が必要になります。ホテル、カフェ、空港などWi-Fiが使える場所で操作すると、途中で止まる心配がありません。外出中にデータが切れてしまったときのために、宿泊先のWi-Fi情報を控えておく、オフラインで見られる地図を用意しておく、といった備えが役に立ちます。
データを追加しても、利用できる日数(有効期限)は延びない場合があります。残りの日数が少ないときは、足した分を使い切れないことがあるため、日数を先に確認してから決めると失敗しにくくなります。
新しいeSIMを購入したほうがよい場合
結論として、次の3つのどれかに当てはまるなら、追加よりも新しいeSIMのほうが確実です。
別の国・地域へ移動する
eSIMは対象の国・地域が決まっています。次の渡航先が対象に含まれていない場合、データを足しても使えません。移動先を対象にしたプラン、または複数国をまとめて対象にしたプランを選びます。ヨーロッパ周遊のように短い期間で国境を越える予定がある方は、出発前の段階で「どの国が対象か」を確認しておくと、現地で慌てずに済みます。国・地域ごとの選び方はeSIMガイドの記事にもまとめています。
残りの日数より、必要な容量が大きい
滞在があと1週間あり、動画やビデオ通話をよく使う場合は、少量を足すより必要な日数分をまとめて買い直したほうが分かりやすく、途中で再び止まる心配も減ります。特に、仕事の連絡やオンライン会議が入っている方、家族と毎日ビデオ通話をする方は、余裕を持った容量にしておくほうが安心です。
有効期限が近い、またはすでに切れている
期限が切れたeSIMは、原則としてデータを足しても再開できません。この場合は新しいプランをご購入ください。「まだ容量が残っているのに使えない」というときは、容量ではなく日数のほうが先に終わっているケースが考えられます。マイページで残量と残り日数の両方を確認してください。
追加するときの手順(設定リンクを1タップ)
結論として、新しいeSIMを入れる作業自体は、数分で終わります。
基本の流れ
お届けした設定リンクを1タップし、画面の案内に沿って端末にeSIMを追加します。そのあと、現地で回線をオンにすれば通信が始まります。Wi-Fiのある場所で追加までを済ませておくと安心です。読み取り用のコードや手動での入力は、リンクからの追加ができない場合の代替手段として用意されています。
古いeSIMは消さなくて大丈夫です
端末には複数のeSIMを入れておけます(同時に使える数は端末によります)。古いプロファイルを削除するのではなく、「モバイルデータ通信」で使う回線を新しいeSIMに切り替えてください。あわせて、その回線のデータローミングをオンにします。日本の回線を残したまま使う場合は、日本の回線側のデータ通信をオフにしておくと、意図しない海外での通信を避けやすくなります。
それでも始まらないとき
機内モードを一度オンにしてすぐオフにすると、端末が電波を探し直します。それでも改善しない場合はつながらない時の対処と設定ガイドをご確認ください。端末側の対応可否は対応端末の確認から調べていただけます。手順を試しても解決しないときは、お問い合わせから日本語でご相談いただけます。よくある疑問はFAQにもまとめています。
そもそも足りなくならないための容量の目安
結論として、次の旅のために目安を持っておくと、プランが選びやすくなります。以下はあくまで概算で、実際の消費量は画質やアプリの設定で大きく変わります。
| 使い方 | 1日あたりの目安 |
|---|---|
| 地図・検索・メッセージ中心 | およそ0.2〜0.5GB |
| SNSの閲覧、写真の送信を含む | およそ0.5〜1GB |
| 動画をよく見る | およそ1〜3GB |
| ビデオ通話を毎日する | およそ1〜3GB |
減りやすいのは動画とビデオ通話です
写真のクラウド自動バックアップやアプリの自動更新も、気づかないうちに消費します。渡航中はこれらをWi-Fi接続時のみに設定しておくと、消費をかなり抑えられます。動画の自動再生をオフにする、SNSの画質設定を下げる、といった小さな調整でも差が出ます。
出発前にやっておくと安心なこと
滞在先の地図をあらかじめオフラインで見られるようにしておく、翻訳アプリの言語データを先にダウンロードしておく、といった準備は、現地でのデータ消費を減らすうえで効果があります。スマートフォンの通信量を抑える工夫はスマホ代の節約に関する記事でも紹介しています。
容量が読めないときの選択肢
どれくらい使うか見当がつかない場合は、容量を気にせず使えるタイプも選択肢になります。ただし無制限とされるプランでも、一定の利用後に速度が制限される場合や、公平利用に関する条件、テザリングの可否がプランによって異なります。条件を確認したうえで選ぶと安心です。詳しくは無制限タイプのご案内と無制限eSIMの記事をご覧ください。
向いている人・向いていない人
結論として、判断の分かれ目は「渡航先が変わるか」と「日数が残っているか」の2点です。
データの追加が向いている人
同じ国に滞在し続ける方、利用できる日数がまだ十分に残っている方、設定を触りたくない方、あと数日だけ足りない見込みの方。手数が少なく、その場で対処しやすいのが利点です。
新しいeSIMの購入が向いている人
次の国へ移動する方、残り日数が短い方、必要な容量が大きく変わった方、追加に対応していないプランをお使いの方、有効期限がすでに切れている方。少し手間はかかりますが、確実で、その後の見通しも立てやすくなります。
どちらとも言いにくいとき
迷ったら、残りの滞在日数に1日あたりの目安をかけて、必要な容量を出してみてください。その数字が今のプランで足せる範囲に収まり、かつ日数も足りているなら追加、どちらかが足りないなら買い足し、と整理できます。留学や長期滞在など、そもそも滞在が長い方の選び方は利用シーン別の記事も参考になります。
データ専用eSIMでできること・できないこと
結論として、Bloomy eSIMは基本的にデータ通信専用です。電話番号での発着信(音声通話)とSMSの送受信はご利用いただけません。一方で、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおりご利用いただけますので、家族や友人との連絡は問題なく取れます。
銀行やクレジットカードのSMS認証など、電話番号あてのSMSが必要な場合は、日本の回線を残しておく、認証アプリやメールでの認証に切り替えておく、といった準備を出発前に済ませておくと安心です。番号やSMSが必要かどうかは人によって異なりますので、必要な方は番号付きの手段や現地のサービスもあわせてご検討ください。詳しい話は電話番号・SMSの記事にまとめています。
データが止まると、アプリ通話も止まります
アプリ通話はデータ通信を使うため、データを使い切ると利用できなくなります。連絡手段をアプリ通話に頼っている方ほど、残量に少し余裕を持たせておくと安心です。集合場所の変更や到着連絡など、旅先では連絡が必要になる場面が急に出てきます。
まとめ:迷ったときの判断の順番
最後に、確認する順番だけ覚えておいてください。
- マイページで残量と、残りの利用日数を確認する
- このあとも同じ国か、別の国へ移動するかを確認する
- 同じ国なら、使っているプランが追加に対応しているか確認する
- 対応していない、日数が足りない、別の国へ行く場合は、新しいeSIMを購入する
この4つを上から確認していけば、旅先でも判断に迷いにくくなります。通信が止まると気持ちも焦りますが、eSIMは端末に残ったままですし、追加も買い足しもWi-Fiがあればその場で進められます。
渡航先・容量・日数から探す場合は、比較ページから選んでいただけます。購入後の状態はいつでもマイページでご確認いただけます。旅行や留学の準備に役立つ記事はブログ一覧から、サービスの改善内容は開発情報からご覧いただけます。
本記事の内容は2026年8月時点の情報です。プラン内容・対応国・追加(トップアップ)の可否・利用条件は変更される場合があります。購入前に比較ページの最新の表示をご確認ください。

