最終更新日:2026年9月23日
「日本の電話番号を残しておくと、年間でいくらかかるんだろう?」海外赴任や留学、海外移住で番号を解約するか残すか迷うとき、まず気になるのは維持費です。先に結論をお伝えします。番号維持費は月290円台のプランなら年間約3,480円が目安です。ただ、解約したときに困るのはお金よりもSMS認証やログインの手間なので、「年間の維持費」と「解約後の手間」を並べて判断するのがおすすめです。この記事では、維持費の年間換算、一時帰国の頻度別の通信費の考え方、解約で起きやすいことを表で整理します。
- 月290円台なら年間約3,480円が目安
- 総額は「維持費+帰国ごとの通信費」で見る
- 解約の損は金額よりSMS認証の手間
- 番号は安く残し、データは必要な分だけ
- データ専用eSIMでもLINE等の通話は可
結論:番号維持は「年間数千円」と「解約後の手間」を比べて決める
番号維持プランの月額は数百円からあり、年間でも数千円台に収まるケースが多くあります。一方で、解約すると銀行・証券・クレジットカード・各種アプリのSMS認証が通らなくなることがあり、元に戻すまでに時間がかかる場合があります。
- 維持費:月290円なら年間約3,480円。プランによって年間6,000円〜2万円台まで幅があります。
- 一時帰国の通信費:帰国の回数が多いほど、「番号維持+データeSIM」の形にすると毎回の手配が楽になり、費用も読みやすくなります。
- 解約のリスク:SMS認証、登録番号の変更、本人確認、番号の復旧など、金額にしにくいコストが残ります。
なお、番号やSMSにかかわるテーマ全体は電話番号・SMSの記事一覧でまとめています。
番号維持費とは?何にお金がかかるのか
番号維持費とは、普段はほとんど使わなくても、日本の電話番号を契約した状態で残しておくためにかかる毎月の料金のことです。多くは、容量の小さい低価格プランや、使った分だけ払う段階制プランを選んで費用を抑えます。
ここで気をつけたいのは、月額の基本料金だけが費用ではない点です。次のような費用は別にかかることがあります。
- 通話料:電話番号で発信したときの料金
- SMS送信料:SMSを送ったときの料金(受信は無料のことが多いものの、条件は各社で異なります)
- 追加データ料金:プランの容量を超えて使ったときの料金
- 海外での利用料金:海外で日本の回線を使ってSMSを受け取る場合、国際ローミングの設定が必要なことがあり、料金や可否は各社・プランで異なります
海外在住中に「番号を残しておけばSMSがいつでも届く」とは限りません。滞在国での受信可否や料金は、契約中の通信会社の公式情報で確認しておくと安心です。
番号維持費の年間換算(月額別の早見表)
月額を年間に換算すると、次のようになります。表の月額は計算用の目安で、特定の会社の最新料金を示すものではありません。実際の料金は各社公式でご確認ください(2026年9月時点の一般的な目安)。
| 月額の目安 | 年間換算 | イメージ |
|---|---|---|
| 290円 | 約3,480円 | 番号を残すだけの最小利用 |
| 550円 | 約6,600円 | 少しだけデータや通話を足す |
| 990円 | 約11,880円 | 小〜中容量のプラン |
| 1,078円 | 約12,936円 | 段階制プランの最小段階など |
| 2,000円 | 約24,000円 | やや大きめのプラン |
※通話料・SMS送信料・追加データ料金・海外での利用料金は別途かかる場合があります。
表を見ると、月額の数百円の差が年間では数千円〜1万円以上の差になることがわかります。海外にいる間は日本の回線をほとんど使わないことが多いため、「番号を残す」ことだけを目的にするなら、容量の小さいプランで十分なケースが多いと考えられます。日本のスマホ代を見直す考え方はスマホ代の節約に関する記事でも紹介しています。
一時帰国の通信費は「頻度」と「滞在日数」で考える
番号維持費と合わせて考えたいのが、一時帰国のときの通信費です。帰国のたびに通信手段を用意すると、そのつど費用と手間がかかります。帰国の回数が多い人ほど、毎回同じ手順で準備できる形にしておくと負担が減ります。
| 一時帰国の頻度 | 考え方 |
|---|---|
| 年1回 | そのつど手配しても大きな差は出にくい。準備のしやすさで選べばよい |
| 年2回 | 毎回の手配の手間と費用が効いてくる。手順を固定すると楽になる |
| 年3回以上 | 番号維持+データeSIMの形にすると、費用も準備も読みやすい |
一時帰国で使われる主な通信手段
どの手段にも向き不向きがあります。自分の滞在スタイルに合うものを選びましょう。
| 手段 | 向いている場面 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| データeSIM | スマホ1台で身軽に使いたい。出発前に準備を済ませたい | eSIM対応端末が必要。データ専用の場合は電話番号での発着信・SMSは不可 |
| 空港などで買うSIMカード | 到着後にその場で用意したい | カードの差し替えが必要。元のSIMの保管に注意 |
| ポケットWi-Fi | 複数の端末や同行者とまとめて使いたい | 受け取り・返却の手間と、持ち歩く荷物が増える |
| 日本の番号維持回線のデータ追加 | 日本の回線をそのまま使いたい | 追加容量の料金や上限はプランによって異なる |
滞在日数や用途別の容量の目安は、一時帰国のスマホ通信はどうする?で詳しく整理しています。日本向けのプランは日本のeSIMガイドからも確認できます。
年間の通信費は「維持費+帰国ごとの通信費×回数」で見積もる
年間の総額は、次の式で見積もると比べやすくなります。
- 年間の総額 = 番号維持費(月額×12)+ 一時帰国1回あたりの通信費 × 年間の帰国回数
たとえば月290円のプランで番号を残す場合、維持費は年間約3,480円です。そこに「1回の帰国で使うデータ代×回数」を足せば、1年間の通信費の見通しが立ちます。帰国1回あたりの通信費は、滞在日数と使い方(地図や連絡中心か、動画やテザリングも使うか)で変わるため、自分の帰国パターンに近い容量で試算してみてください。
解約の「金額に換算しにくいリスク」
維持費が年間数千円でも、解約後に起きることを考えると、残しておいた方が安心なケースがあります。代表的なものを整理します。
| リスク | 内容 |
|---|---|
| SMS認証 | 銀行・証券・クレジットカード・アプリのログインで、SMSのコードが受け取れず手続きが止まる |
| 登録番号の変更 | 変更の操作自体に、今の番号でのSMS認証を求められることがある |
| 本人確認 | 日本の電話番号の登録を求められる場面がある |
| 再契約・番号変更の手間 | 帰国後の再契約に手続きと時間がかかる |
| 番号の復旧 | 一度手放した番号は戻せない場合がある |
金融機関や行政手続きの認証方法は、サービスごとに異なり、変更されることもあります。解約を考えている場合は、利用中の各サービスの公式案内で、海外在住中の認証方法や登録番号の変更手順を事前に確認してください。
番号維持を「月いくらか」だけで考えると、解約に気持ちが傾きがちです。けれど実際に困るのは、SMS認証で手続きが止まったときの時間や手間です。年間の維持費は数千円でも、ログインできない状態を解消するのに何日もかかることがあります。金額と手間の両方で考えるのがおすすめです。
解約か維持かを決める前のチェックリスト
迷ったときは、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
- SMS認証を使っているサービス(銀行・証券・カード・行政・主要アプリなど)を書き出す
- それぞれ、SMS以外の認証方法(認証アプリなど)に切り替えられるか確認する
- 候補の番号維持プランの月額を年間換算して比べる
- 一時帰国の頻度と、1回あたりの通信費の目安を出す
- 解約する場合は、番号が使えるうちに各サービスの登録番号を変更する
留学・海外赴任など、渡航の目的別の準備は利用シーン別の記事も参考になります。
この考え方が向いている人・向いていない人
番号維持が向いている人
- 一時帰国が年に複数回ある人
- 日本の金融・行政サービスや主要アプリを使い続ける人
- 数年後に日本へ戻る予定がある人
- 通信費の見通しを立てやすくしたい人
番号維持が向いていない人
- 日本のサービスをほとんど使わず、一時帰国の予定もない人
- 認証をすべてSMS以外に切り替え済みで、番号が不要な人
向いていない人に当てはまる場合でも、切り替え漏れがないかだけは解約前にもう一度見直しておくと安心です。
番号は安く維持し、データは必要な分だけ足す
番号維持費を抑えるなら、低価格のプランで番号だけを残し、データは一時帰国などで必要なときだけ足すのが基本の考え方です。データだけを足したい場合は、データ専用eSIMという選択肢があります。
Bloomyのデータプランは1GB・3GB・5GB・10GB・20GBから、滞在日数や使い方に合わせて選べます(対応エリアは購入前にご確認ください)。最新の料金や選べるプランはeSIM比較ページで確認できます。
Bloomyはデータ通信専用のeSIMです。電話番号での発着信(音声通話)とSMSは使えませんが、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます。日本の番号でSMSを受け取りたい場合は、番号維持回線を残しておく、または各サービスの別の認証方法を用意しておくのが安心です。
長めの滞在で動画やテザリングをよく使う場合は、無制限タイプのプランを比べる方法もあります。ただし無制限でも、公平利用ポリシーや一定量の利用後の速度制限、テザリングの可否などの条件がプランごとに設定される場合があります。速度は現地の回線やエリア、混雑状況にも左右されるため、購入前に条件を確認してください。
一時帰国でデータeSIMを使う流れ
- 対応端末を確認する:eSIM対応端末の一覧で、自分のスマホが使えるか確認します。
- プランを選んで購入する:滞在日数と使い方に合う容量を選びます。
- 届いた設定リンクを1タップする:画面の案内に沿ってeSIMを追加します。詳しい手順は設定ガイドをご覧ください。
- 日本に着いたら回線をオンにする:データ通信に使う回線をBloomyのeSIMに切り替えます。
デュアルSIMに対応した端末なら、日本の番号維持回線を入れたまま、データ通信だけeSIMに任せる使い方ができる場合があります(端末や設定によって異なります)。つながらないときはトラブル対処ガイドを、購入後のeSIMはマイアカウントから確認できます。
よくある失敗(事前に確認すれば防げます)
- 月額だけ見て解約し、後でSMS認証に困る:金額に表れない手間も合わせて考える。
- 解約前に登録番号を変更していない:番号が使えるうちに各サービスの設定を整える。
- 海外でもSMSが届くと思い込んでいた:国際ローミングの設定や料金を事前に確認する。
- 一時帰国のたびに手配方法がばらばら:頻度が多いなら、番号維持+データeSIMで手順を固定する。
- データ専用eSIMで電話番号の通話ができると思っていた:番号での発着信・SMSは不可、アプリ通話は可と整理しておく。
まとめ:維持費と手間の両方で、自分に合う形を選ぶ
日本の電話番号の維持費は、月290円台のプランなら年間約3,480円が目安です。年間の通信費は「維持費+一時帰国ごとの通信費×回数」で見積もると比べやすくなります。解約にはSMS認証やログインなど、金額に表れにくいリスクがあります。日本のサービスを使い続ける人や一時帰国が多い人は、番号を安く残し、データは必要な分だけ足す形を検討してみてください。
一時帰国のデータを準備したい方は、Bloomy eSIMの比較ページから、データ容量や利用日数に合わせてプランを探せます。ほかの疑問はよくある質問やeSIMガイドもご覧ください。解決しないときはお問い合わせから日本語でご相談いただけます。
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、内容は2026年9月時点の確認に基づきます。各社の料金・一時帰国時の通信費・各種条件は、時期・滞在日数・容量・利用状況によって変わる場合があります。実際に申し込む前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。海外で日本のSMSを受け取れることを保証するものではありません。
