最終更新日:2026年7月26日
日本通信SIM(b-mobile)を普段使っている方から、「このまま海外へ持って行って平気なのか」「知らないうちに通信料が増えていたら怖い」という不安をよく聞きます。結論から言うと、出発前に日本の回線のデータローミングをオフにしておき、渡航先で使う通信は別に用意しておくのが、いちばん迷いにくい進め方です。契約を解約したり、番号を手放したりする必要はありません。この記事では、いつもの契約はそのままにしたまま、iPhone・Androidそれぞれで見ておきたい設定と、出発前日から到着後までの流れを順番に整理します。(2026年7月時点の情報です)
- 出発前はデータローミングをオフに
- 番号は残して通信だけ切り替えられる
- eSIMは出発前に追加し現地でオン
- 回線の使い分けは設定画面で選ぶ
- つながらない時は確認する順番がある
出発前にやることは「通信をどこから取るか」を先に決めること
先に結論です。準備することは多くありません。①日本の回線のデータローミングをオフにする ②渡航先で使う通信手段を1つ決める ③出発前に設定まで済ませておく——この3つで、海外に着いてからの作業はほぼ「回線をオンにするだけ」になります。
順番が大切な理由は、通信手段を決めずに出発すると、到着後に電波がない状態で調べものをすることになるからです。空港の無料Wi-Fiは混雑して遅くなることもあり、そこで初めて手続きを始めると時間がかかります。出発前にやっておけば、着いた瞬間に地図や配車アプリが使えます。
- データローミングをオフ:日本の回線が海外の回線を自動でつかむのを防ぐ設定です
- 通信手段を決める:国際ローミング/現地SIM/eSIMのどれかを選びます
- 設定まで済ませる:eSIMなら出発前に端末へ追加しておくと安心です
海外での通信手段は主に3つ|それぞれの向き不向き
結論として、短期の旅行や出張で「データ通信が使えれば十分」という方には、渡航先に対応したeSIMを追加する方法がいちばん手数が少なくなります。番号での通話やSMSまで必要かどうかで、選ぶものが変わります。
| 手段 | 向いている場面 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 契約中の回線の国際ローミング | 設定を増やしたくない/短時間だけ使いたい | 対応可否・料金・申し込みの必要有無はプランごとに異なります。出発前に契約中のプランの公式案内で確認してください |
| 現地でSIMカードを買う | 長期滞在で現地の番号も使いたい | 到着後に店舗を探す手間がかかります。SIMピンや元のSIMの保管も必要です |
| 渡航先対応のeSIMを追加する | 出発前に準備を終えたい/データ通信が主な用途 | eSIM対応端末が必要です。データ通信専用のため、番号での通話・SMSは別手段の検討を |
日本通信SIMを使っている方がeSIMを併用する場合の全体像(どんな人に向くか、費用のイメージ、当日の流れ)は、日本通信SIM(b-mobile)で海外旅行|スマホはeSIMで解決でまとめています。この記事は、そのうち「出発前の設定確認」だけを深掘りした内容です。
お使いの端末がeSIMに対応しているか不安な方は、先にeSIM対応端末の確認ページを見ておくと、準備の見通しが立ちます。
iPhone・Androidそれぞれの確認手順
確認するのは「データローミングがオフになっているか」と「どの回線でデータ通信をするか」の2点です。表記はOSのバージョンや端末によって異なる場合があるため、近い名前の項目を探してください。
iPhone:データローミングをオフにする
「設定」→「モバイル通信」→ 回線名(日本通信SIMの回線)をタップ →「データローミング」をオフにします。複数の回線を登録している場合は、回線ごとに設定が分かれているため、日本の回線を選んでから確認するのが確実です。
iPhone:eSIMを追加したあとの回線の選び方
eSIMを追加すると、「モバイル通信」の画面に回線が2つ並びます。「モバイルデータ通信」の項目で渡航先で使う回線を選ぶと、そちらでデータ通信が行われます。「モバイルデータ通信の切替を許可」はオフにしておくと、意図せず日本の回線に切り替わるのを防げます。
Android:データローミングとSIMの優先設定
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→ 対象の回線 →「ローミング」をオフにします。あわせて「モバイルデータ」に使う回線を、渡航先で使う側に切り替えておきます。メーカーによって「デュアルSIM」「SIM管理」などの名前になっていることがあります。
Android:APNは基本的に自動
多くの場合、eSIMを追加すると通信用の設定は自動で入ります。うまく通信できないときだけ、案内された内容にそって手動で確認します。手順の詳細は設定ガイドにまとめています。
国際ローミングの対応国・料金・申し込み方法は、事業者やプランによって異なり、変更されることもあります。「いくらかかるか」は各社の公式案内で最新の内容をご確認ください。この記事では金額の目安は扱っていません。
出発前日から到着後までの流れ
結論として、作業は出発前日にまとめておくと当日が軽くなります。Bloomyの場合、届いた設定リンクを1タップするだけで端末にeSIMが追加されます。
出発前日:eSIMを追加しておく
Wi-Fiがつながる環境で、届いた設定リンクを1タップし、画面の案内にそって回線を追加します。この時点では回線をオンにしなくても構いません(有効化のタイミングはプランによって異なるため、購入時の案内を確認してください)。読み取りがうまくいかない端末では、QRコードや手動入力での追加も用意されています。
空港・機内:日本の回線のデータをオフに
搭乗前に、日本の回線のデータローミングがオフになっていることをもう一度確認します。機内モードにしていても、解除したときにどの回線でつながるかは設定次第です。
到着後:eSIMの回線をオンにする
現地に着いたら、追加したeSIMの回線をオンにし、「モバイルデータ通信」がその回線になっているかを見ます。表示が切り替わるまで少し時間がかかることがあるため、1〜2分待つか、機内モードを一度オン・オフしてみてください。
この進め方が向いている人/向いていない人
正直に書くと、すべての方に当てはまる方法ではありません。
向いている人
- いつもの番号や契約はそのまま残したい方
- 地図・検索・SNS・アプリ通話が使えれば足りる方
- 到着後に手続きをしたくない方
- 使う分だけ選びたい短期の旅行・出張の方
向いていない人(別の手段も一緒に検討したい方)
- 現地で電話番号による発着信やSMSを使う必要がある方
- お使いの端末がeSIMに対応していない方
- 長期滞在で現地の番号を持ちたい方
現地でつながらないときの確認順
慌てて設定をあちこち変えるより、上から順に見ていくほうが早く解決します。
- 機内モードがオフになっているか
- 追加した回線がオンになっているか
- 「モバイルデータ通信」が追加した回線になっているか
- 日本の回線のデータローミングがオフのままか
- 機内モードを一度オンにして10秒ほど待ち、オフに戻す
- 端末を再起動する
なお、通信の速度や安定性は現地の回線状況・エリア・時間帯の混雑によって変わります。建物の奥や地下、移動中は電波が弱くなることがあります。それでも改善しない場合の対処はつながらない時の対処ページにまとめています。
データ通信専用eSIMで、通話や連絡はどうなるか
結論として、アプリを使った通話は普段どおり使えます。Bloomy eSIMは基本的にデータ通信専用ですが、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなど、データ通信を使う通話は通常どおり利用できます。使えないのは、電話番号による発着信(音声通話)とSMSだけです。
家族や友人との連絡、現地の同行者との通話は、ほとんどの場合アプリ通話で足ります。一方で、電話番号での着信やSMSの受信が必要な予定がある方は、契約中の回線のローミング条件や、番号付きのプランなど別の手段もあわせて確認しておくと安心です。番号やSMSに関する取り扱いは事業者ごとに条件が異なるため、必要な方は各社の最新の案内で確認してください。判断に迷う点はよくある質問もご覧ください。
渡航先のプランを探す
行き先が決まっている方は、eSIM比較ページから国名・データ容量・利用日数に合わせてプランを探せます。選べるプラン・料金・利用条件は国や地域によって異なる場合があるため、購入前に比較ページの最新の表示をご確認ください。
容量で迷ったときは、地図とメッセージ中心なら少なめ、動画や通話を長時間使うなら多めを目安に、必要な分から選ぶと無理がありません。足りなくなった場合の追加についても、購入後のご案内で確認できます。
まとめ|設定は3つだけ、出発前に終わらせる
日本通信SIM(b-mobile)を使っている方が海外へ行くとき、やることは「日本の回線のデータローミングをオフにする」「渡航先で使う通信手段を決める」「出発前に設定を済ませる」の3つです。番号や契約を手放す必要はなく、通信だけを渡航先用に切り替えるイメージです。
次の行動としては、まず端末がeSIMに対応しているかを確認し、そのうえで渡航先のプランを見てみるのがおすすめです。全体の流れをもう一度おさらいしたい方は、日本通信SIM(b-mobile)で海外旅行|スマホはeSIMで解決もあわせてご覧ください。
本記事は2026年7月時点で確認した内容です。設定画面の名称は端末やOSのバージョンによって異なる場合があります。また、各社のプラン内容・国際ローミングの条件・対応国は変更される場合があります。購入前・出発前に、最新の表示や公式の案内をご確認ください。

