最終更新日:2026年6月
スマホを1台だけ持って出かける海外旅行や出張で、「日本の電話番号やSMSは残したまま、現地用のデータ通信だけ足したい」と感じたことはないでしょうか。それをかなえるのが「デュアルeSIM(デュアルSIM)」という仕組みです。結論からお伝えすると、対応する端末であれば、日本のSIM(または日本の番号のeSIM)を有効にしたまま、もう1つのeSIMをデータ通信用に追加して使い分けられます。この記事では、デュアルeSIMの仕組みから、メリット・注意点・設定の流れ・選び方までをやさしく整理します。
- デュアルeSIMは1台で2回線を使い分ける仕組み
- 日本の番号を残して海外データeSIMを足せる
- 同時に使える回線数は端末によって異なる
- データ専用eSIMでも番号の通話・SMSは元回線で
- 設定の流れと自分に合う選び方
デュアルeSIMとは?1台で2回線を使い分ける仕組み
デュアルeSIMとは、1台のスマートフォンに2つ以上の回線情報を登録し、用途に合わせて使い分けられる仕組みのことです。たとえば「日本の電話番号の回線」と「海外用のデータ回線」を1台にまとめ、状況に応じて切り替えながら使えます。
回線の組み合わせ方には、大きく分けて次の2種類があります。
- 物理SIM+eSIM:今使っているSIMカードを差したまま、もう1回線をeSIMで追加する方法です。
- eSIM+eSIM:カードを使わず、2つの回線をどちらもeSIM(オンラインで登録するデジタルのSIM)でそろえる方法です。
ここで知っておきたいのが、「登録できる回線数」と「同時に有効にできる回線数」は別だということです。端末には複数のeSIMを保存しておけても、同時にオンにできる回線数には上限があります。機種によっては2つのeSIMを同時に有効にできるものもありますが、対応状況は端末ごとに異なります。最新の対応状況はApple・各端末メーカーの公式情報や、eSIM対応端末のページでご確認ください(2026年6月時点)。
デュアルeSIMのメリット・こんなときに便利
デュアルeSIMがよく選ばれるのは、次のような場面です。
- 日本の番号を残せる:海外にいる間も、日本の回線を有効にしておけば、その番号あての着信やSMS認証を受け取れます。
- データは現地向けeSIMで用意できる:データ通信は渡航先に合わせたeSIMを足せるので、高額になりがちな国際ローミングに頼らずに済みます。
- 帰国後の切り替えがかんたん:旅行用のデータ回線をオフにするだけで、ふだんの使い方に戻せます。
- 仕事用とプライベート用を分けられる:2つの回線を使い分けたい人にも向いています。
とくに海外旅行・出張・短期の滞在では、「日本の番号は手放したくないけれど、現地のデータ通信は手軽に用意したい」というニーズにきれいに合います。
注意点・知っておきたいデメリット
便利な一方で、はじめに確認しておきたい点もあります。
- 対応端末が必要:デュアルSIM/eSIMに対応していない端末では使えません。購入前に対応端末ページや端末メーカーの公式情報で確認しておくと安心です。
- 同時に有効にできる回線数の上限:複数のeSIMを保存できても、同時に使えるのは端末ごとの上限まで。データ通信に使う回線は基本的に1つを選ぶ形になります。
- データ通信の回線設定を間違えない:どちらの回線でデータ通信するかを自分で選ぶ必要があります。設定を誤ると、意図しない回線で通信してしまうことがあります。
Bloomyを含む多くのデータ専用eSIMは、データ通信に特化しています。LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えますが、使えないのは電話番号での発着信(音声通話)とSMSだけです。デュアルeSIMなら日本のSIM/eSIM回線を残せるので、番号での通話やSMS認証はそちらの回線で受けられます。番号やSMSが必要な方は、元の回線を有効にしておくか、電話番号・SMSに関するガイドもあわせてご確認ください。
デュアルeSIMの組み合わせ方の選び方
どの組み合わせが合うかは、今の端末の使い方によって変わります。下の表を目安にしてみてください。
| 組み合わせ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 物理SIM+eSIM | 今のSIMカードを差したまま使える | 日本のSIMをそのまま残したい人 |
| eSIM+eSIM | カードの抜き差し不要・オンラインで完結 | 物理SIMを使っていない/最新機種の人 |
海外でのデータeSIMを足す場合は、渡航先・必要なデータ容量・利用日数に合わせて選ぶのがポイントです。プラン内容は変更される場合があるため、購入前に最新の表示をご確認ください。
海外でのデュアルeSIM設定の考え方
海外で使うときは、「どの回線で何をするか」をはっきり分けておくと迷いません。基本の考え方は次のとおりです。
| 設定項目 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| データ通信 | 海外用のデータeSIM側にする |
| 音声通話・SMS | 日本の番号の回線にしておく |
| データローミング | 海外eSIM側のみオン。日本回線はオフにして想定外の請求を防ぐ |
設定の大まかな流れは次のとおりです。
- 対応端末か(SIMフリー・eSIM対応か)を確認する
- 出発前に自宅のWi-Fiで、購入したeSIMをインストールする
- 回線に分かりやすい名前を付け、データ通信に使う回線を選ぶ
- 現地到着後にデータ用eSIMを有効化する(有効化タイミングはプランにより異なります)
- データローミングのオン/オフなどを確認する
端末ごとの具体的な操作は設定方法のページにまとめています。出発前に一度確認しておくと、現地で落ち着いて使い始められます。
うまくつながらないと感じたら
デュアルeSIMでデータがつながりにくいときは、まず「データ通信に使う回線」が海外eSIM側になっているかを確認しましょう。あわせて、データローミングの設定や機内モードの切り替え、端末の再起動も試してみてください。それでも改善しないときは、つながらないときの対処やよくある質問もご覧ください。
Bloomyで海外用のデータeSIMを選ぶ
デュアルeSIMの「データ回線側」として、Bloomyの海外向けデータeSIMを足すことができます。日本の番号を残したまま、渡航先のデータ通信だけを手軽に用意したい方に向いています。
渡航先のデータeSIMを探したい方は、eSIM比較ページから国名・データ容量・利用日数に合わせてプランを選べます。容量を気にせず長めに使いたい方は、利用条件を確認したうえで無制限プランも候補になります。

