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海外でスマホをそのまま使うと高額請求?回避する設定と通信手段

最終更新日:2026年9月15日

海外旅行や出張、留学のたびに「スマホをそのまま使ったら、後でとんでもない請求が来るのでは…」と不安になる方は少なくありません。この記事は、その不安を出発前にすっきり解消するためのものです。

結論から言うと、海外でスマホを設定変更せずにそのまま使うと、データ通信が「国際データローミング」扱いになり、高額請求(いわゆるパケ死)につながることがあります。これを防ぐ基本は「データローミングをOFFにする」ことです。そのうえで、現地でもネットを使いたいなら、フリーWi-Fi・キャリアの海外定額・eSIM・レンタルWi-Fiから自分に合う手段を選びます。この記事では、高額請求が起きる仕組みと回避設定(iPhone/Android別)を解説し、次に「OFFにした後どう通信するか」「eSIMを使うなら主回線の設定はどうするか」まで、はじめての方にも分かるようにやさしく整理します。

この記事でわかること
  • 高額請求は「ローミング+自動通信」で起きる
  • ローミングOFFの手順(iPhone/Android)
  • OFF後の通信手段は4つから選ぶ
  • eSIMは設定リンク1タップ・データ専用
  • つながらない時の確認ポイント

なぜ海外でスマホをそのまま使うと高額請求になるのか

高額請求の正体は、「国際データローミング」と「気づかないうちに動く自動通信」の組み合わせです。日本で契約したスマホを海外でそのまま使うと、現地の通信会社の回線を借りて通信する「国際データローミング」という仕組みが働きます。普段の国内データ通信とは料金体系が別で、海外パケット定額に入っていない場合は、使った分だけ料金がかさんでいくことがあります。

触っていないのに通信が増える「バックグラウンド通信」

特に注意したいのは、自分で動画を見ていなくても通信が発生する点です。画面を見ていない間も、次のような通信がバックグラウンドで動き続けています。

  • アプリの自動更新(アプリストアの自動アップデート)
  • 写真・動画のクラウド同期(iCloud写真・Googleフォトなど)
  • 地図アプリの位置情報や、天気・ニュースの自動取得
  • SNS・メールの自動受信、メッセージアプリの画像・動画の自動ダウンロード
  • OSやシステムの更新ファイルのダウンロード

「ほとんど触っていないのに請求が高かった」というケースの多くは、こうした自動通信が原因です。特に写真や動画のクラウド同期は一度に扱うデータ量が大きくなりやすいため、旅行中に撮った写真がそのまま海外回線で同期されると、思わぬ通信量になることがあります。

乗り継ぎ・着陸直後も油断できない

もうひとつ知っておきたいのが、空港に着いて電源を入れた瞬間や、飛行機の乗り継ぎで一時的に立ち寄った国でも、ローミングが有効なままだと通信が始まってしまう点です。「目的地に着いてから設定しよう」と考えていると、乗り継ぎ地で数時間分の自動通信が発生していた、ということも起こり得ます。だからこそ、回避の第一歩は「海外で勝手にデータ通信が発生しないようにする」こと。次の設定を、できれば日本を出る前に済ませておくと安心です。

高額請求を防ぐ基本設定:データローミングをOFFにする

もっとも基本的な対策は、データローミングをOFFにしておくことです。これで海外の回線を使ったデータ通信が止まり、意図しない高額請求を防ぎやすくなります。設定はとても簡単なので、空港に着く前(できれば日本を出る前)に済ませておきましょう。通信まわりの初期設定の全体像は設定ガイドもあわせて確認すると分かりやすいです。

iPhoneでデータローミングをOFFにする手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「通信のオプション」(または「モバイルデータ通信オプション」)を開く
  4. 「データローミング」のスイッチをOFFにする

AndroidでデータローミングをOFFにする手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」→「SIM」または「モバイルネットワーク」を開く
  3. 「ローミング」「データローミング」の項目をOFFにする

※機種やOSのバージョンによって名称や位置が少し異なります。見当たらない場合は、設定内の検索窓に「ローミング」と入力すると見つけやすいです。設定を変えた後は、画面上部に「データローミング」などの表示が出ていないかも軽くチェックしておくと安心です。

さらに安心したいなら「機内モード+Wi-Fi」も有効

とにかく勝手に通信させたくない場合は、機内モードをONにしたうえでWi-FiだけをONにする方法もあります。これなら携帯回線は使われず、ホテルやカフェのWi-Fiにつないだときだけネットを使えます。ただしWi-Fiが無い場所では一切ネットが使えなくなるため、移動中や屋外でも使いたい人には、次に紹介する通信手段が向いています。

知っておきたいこと

データローミングをOFFにしても、通話やSMS(電話番号での音声・ショートメッセージ)は別の仕組みのため、着信に応答したり国際SMSを受け取ったりすると通話料・通信料が発生する場合があります。料金が心配な場合は、必要な範囲を各キャリアの公式案内で確認しておくと安心です。

設定でOFFにした後、海外でどう通信する?4つの選択肢

通信手段は「番号・SMSが必要か」「移動中も使うか」「何人で使うか」の3点で決めると迷いにくいです。ローミングをOFFにすると高額請求は防げますが、そのままでは外出先でネットが使えません。「地図を見たい」「翻訳や連絡をしたい」「現地で予約サイトを確認したい」という人は、次のいずれかで通信手段を用意しておくと安心です。

手段 向いている人 注意点
フリーWi-Fiのみ 通信をほとんど使わない人・短時間の滞在 外出中・移動中は使えない/セキュリティ面に注意
キャリアの海外定額 今の番号・SMSをそのまま使いたい人 1日あたりの料金や対象国・条件は契約により異なる(公式で要確認)
eSIM 手軽にデータ通信だけ確保したい人 対応端末・SIMロック解除が必要/基本データ専用(LINE等のアプリ通話は可・番号通話とSMSは不可)
レンタルWi-Fi 複数人・複数端末で分け合いたい人 端末の受取返却・充電・持ち運びが必要

どれが正解ということはなく、目的や旅のスタイルで向き不向きが分かれます。たとえば「家族の着信は受けたいけれど、ネットは安く済ませたい」なら、主回線は着信用に残しつつデータはeSIMで、という組み合わせも選べます。手段ごとの違いをもう少し詳しく比べたい方は比較記事の一覧を、国・容量・日数からプランを探したい方はeSIM比較ページをご覧ください。

eSIMで通信する仕組みと流れ:主回線はOFFのまま、eSIM側だけを使う

eSIMを使うときは、日本の主回線はデータローミングOFFのまま残し、データ通信だけをeSIM側に切り替えるのが基本です。物理的なSIMカードの差し替えが不要で、出発前にオンラインで申し込んでスマホに設定でき、現地で回線をオンにするだけで使えます。普段の番号はそのまま残るので、高額請求の不安を抑えながらネットを確保しやすいのが利点です。

デュアルSIMの考え方:主回線=着信用、eSIM=データ用

eSIMを追加すると、日本のSIMと海外用eSIMの2回線がスマホに入った状態(デュアルSIM)になります。ここで迷いやすいのがローミング設定です。日本の主回線はデータローミングOFFのままにし、「モバイルデータ通信」に使う回線をeSIM側に切り替えます。海外用eSIMは、eSIM回線側でデータローミングをONにする案内になっていることが多いため、購入時の案内に沿って設定してください。

ポイント

「主回線のローミングはOFF、eSIM側はプランの案内どおり」と覚えておくと混乱しにくくなります。主回線のローミングをOFFにしておけば、eSIM側で通信していても日本のSIMに海外パケット料金が発生することは防ぎやすくなります。

申し込みから現地到着までの3ステップ

  1. 渡航先・データ容量・利用日数に合うプランを選ぶ
  2. 購入後に届いた設定リンクを1タップし、画面の案内に沿ってeSIMを追加する(Wi-Fiのある出発前の自宅で済ませておくと安心)
  3. 現地到着後にeSIM側の回線をオンにする(回線をオンにするタイミングはプランにより異なるため案内を確認)

設定リンクからの追加がうまくいかない端末や状況では、案内に沿った手動設定で対応できる場合もあります。画面ごとの手順は設定ガイドで確認できます。

正直にお伝えしたい注意点:eSIMは基本データ専用

eSIM(Bloomyを含む)は基本的にデータ通信専用です。電話番号での音声通話やSMS(ショートメッセージ)の発着信は基本的にできません。ただし、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は、ネットがつながる環境であれば通常どおり使えます。使えないのは「電話番号での発着信(音声通話)」と「SMS」だけ、と考えると分かりやすいです。銀行などのSMS認証や、電話番号での通話がどうしても必要な人は、今の番号を使える別手段(キャリアの海外定額など)あわせて検討してください。番号やSMSの扱いについては電話番号・SMSの解説記事も参考になります。

また、eSIMを使うにはeSIM対応端末で、かつSIMロックが解除されている必要があります。出発前にeSIM対応端末の確認ページでチェックしておくと、現地で「使えなかった」を防げます。

eSIMが向いている人・向いていない人

eSIMはすべての人に万能というわけではありません。自分に合うかどうかを、出発前に整理しておきましょう。

  • 向いている人:地図・翻訳・SNS・調べ物などデータ通信が中心の人/今の番号は残したまま海外用の通信だけ手軽に足したい人/SIMの差し替えやレンタル端末の受け渡しを避けたい人/出発直前でも準備を済ませたい人
  • 向いていない人:海外でも今の電話番号で音声通話・SMSを使いたい人/SMS認証が必須の手続きを現地で行う予定の人/eSIM非対応・SIMロック未解除の端末しか持っていない人

「向いていない」に当てはまる場合は、無理にeSIMだけにせず、海外定額との併用や別手段の準備を考えると失敗が少なくなります。留学や長期滞在、家族旅行など、シーン別の考え方は利用シーン別の記事で整理しています。

容量と無制限、どちらを選ぶ?使い方別の目安

使う量がある程度読めるなら容量が決まったプラン、動画視聴や長期滞在が中心なら無制限タイプも候補になります。ただし「無制限=何でも無制限」ではない点は先に知っておくと安心です。

使い方別の1日あたり容量の目安

主な使い方 1日あたりの目安 補足
地図・連絡・調べ物が中心 少なめ(数百MB程度) ホテルのWi-Fiを併用すればさらに抑えやすい
SNSへの写真投稿・動画を時々見る 標準1GB前後) 写真の自動同期はWi-Fi時のみに設定すると安心
動画視聴やビデオ通話が多い 多め(数GB以上) 滞在が長いなら無制限タイプも比較対象に

上記はあくまで一般的な目安で、画質設定やアプリの使い方で大きく変わります。「足りなくなるのが心配」という方は、少し余裕のある容量を選ぶか、Wi-Fi環境で自動ダウンロードや同期をオフにしておくと通信量を抑えやすくなります。通信量を減らす具体的な設定はスマホの通信節約に関する記事でまとめています。

「無制限プラン」を選ぶときに知っておきたいこと

動画をよく見る人や滞在が長い人は、無制限タイプのプランも選択肢になります。ただし「無制限」と書かれていても、一定量を超えると速度が制限される場合や、公平利用ポリシー(他の利用者と快適に使うためのルール)が設定される場合があります。テザリング(スマホ経由でPCなどをネットにつなぐこと)の可否もプランによって異なり、通信速度も現地の回線・エリア・時間帯の混雑によって変わります。

「どれだけ使っても高速」という意味ではない点を理解したうえで、利用条件を購入前に確認すると失敗が少なくなります。短い旅行で使う量が読める場合は、容量が決まった通常プランの方が分かりやすく、結果的に無駄が少ないこともあります。無制限の考え方や向き不向きは無制限プランの紹介ページで整理しています。

出発前のチェックリストと、帰国後にやること

出発前に確認しておきたいこと

  • データローミングをOFFにした(iPhone/Android)
  • 必要に応じて機内モード+Wi-Fiの使い方を確認した
  • 海外での通信手段を決めた(海外定額/eSIM/レンタルWi-Fiなど)
  • eSIMを使うなら、対応端末・SIMロック解除を確認した
  • eSIMは出発前のWi-Fi環境で、設定リンクからの追加まで済ませた
  • 写真の自動同期やアプリの自動更新を「Wi-Fi接続時のみ」にした
  • SMS認証や電話番号での通話が必要なら、別手段も用意した

帰国後にやっておきたいこと

  • 「モバイルデータ通信」に使う回線を日本の主回線に戻す
  • データローミングは日本国内ではOFFのままで問題ない
  • 使い終わったeSIMは端末の設定から削除できる(購入履歴などはマイページで確認できる)

帰国後にデータ通信の回線をeSIM側のままにしていると、「日本に戻ったのにネットがつながらない」と感じることがあります。慌てず、モバイルデータ通信の回線を主回線に戻せば解決することがほとんどです。

現地でつながらない・設定がうまくいかない時は

「設定したのにネットが使えない」というときは、多くの場合、回線の選択や有効化の見直しで解決できます。慌てず次を順番に確認してみてください。

  • eSIM側の回線が「モバイルデータ通信」用に選ばれているか
  • eSIM側のデータローミング設定が、プランの案内どおりになっているか
  • 機内モードがOFFになっているか(機内モード中は携帯回線が使えません)
  • 現地に到着し、回線をオンにする手順が済んでいるか
  • 一度再起動して回線を取得し直したか

それでも解決しないときは、つながらない時の対処ガイドで状況別の手順を確認できます。よくある疑問はFAQにもまとめています。困ったときに日本語で確認できる手順があると、現地でも落ち着いて対応しやすくなります。

Bloomyでできること

Bloomy eSIMは、はじめて海外でeSIMを使う人でも迷いにくいように、購入前の比較から購入後の設定サポートまでをやさしく案内しています。渡航先・データ容量・利用日数からプランを探したい人はeSIM比較ページから、設定の流れを知りたい人は設定ガイドから始めるとスムーズです。海外でのスマホ準備をもっと知りたい人はeSIMガイド一覧もあわせてどうぞ。設定で不安な点があれば、お問い合わせから日本語で相談できます。

本記事は2026年9月時点の一般的な情報をもとにしています。ローミングの料金や条件は契約状況・端末・渡航先により異なり、eSIMプランの料金・容量・対応国・利用条件も変更される場合があります。購入前に各キャリア公式および比較ページの最新表示をご確認ください。

よくある質問

データローミングをOFFにすれば、海外で料金は一切かからない?
データ通信による高額請求は防ぎやすくなります。ただし電話番号での通話(着信への応答を含む)やSMSは別の仕組みのため、送受信で料金が発生する場合があります。心配な方は各キャリア公式で条件を確認しておくと安心です。
eSIMを使うとき、日本の主回線のローミングはどうすればいい?
日本のSIM(主回線)はデータローミングOFFのままで問題ありません。海外用eSIMはeSIM回線側の設定をプランの案内に沿って行い、「モバイルデータ通信」に使う回線をeSIMに切り替えます。主回線は着信用に残す使い方が一般的です。
eSIMでは電話やSMSは使えない?
Bloomyを含む海外用eSIMは基本データ通信専用で、電話番号での音声通話とSMSの発着信はできません。一方、LINE・WhatsApp・FaceTimeなどのアプリ通話はデータ通信で通常どおり使えます。SMS認証が必要な手続きは別手段を用意してください。
乗り継ぎで立ち寄るだけの国でも高額請求になる?
ローミングが有効なままだと、乗り継ぎ空港で電源を入れた瞬間にバックグラウンド通信が始まることがあります。出発前にデータローミングをOFFにしておけば、乗り継ぎ地でも意図しない通信を防ぎやすくなります。
eSIMはいつ設定すればいい?日本で追加して大丈夫?
出発前の自宅など、Wi-Fiがある環境で届いた設定リンクを1タップして追加しておくと安心です。回線をオンにするタイミングはプランによって異なるため、購入時の案内を確認してください。多くは現地到着後に回線をオンにする流れです。
帰国後は何をすればいい?
「モバイルデータ通信」に使う回線を日本の主回線に戻せば、普段どおり通信できます。データローミングは国内ではOFFのままで構いません。不要になったeSIMは端末の設定から削除でき、購入履歴などはマイページで確認できます。