最終更新日:2026年7月25日
海外へ出発する前に、「今使っている日本通信SIM(b-mobile)は、そのままにしておいて大丈夫だろうか」と気になる方は多いと思います。心配になりやすいのは、知らないうちに海外の回線でデータ通信が使われてしまうことと、日本の電話番号がどうなるかの2点です。結論として、海外では日本通信SIM側のデータローミングをオフにしたまま渡航し、現地のインターネットはeSIMでまかなう形にしておくと、設定がシンプルで確認もしやすくなります。この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれの設定場所、eSIMと併用するときの回線の選び方、番号とSMSの扱い、出発前に見ておきたい点を順番に整理します。設定の話に絞った内容なので、渡航先ごとの選び方まで知りたい方は、あわせて全体像の記事も参考にしてください。
- 海外での基本はローミングをオフ
- iPhone・Androidの設定場所
- eSIM併用時の回線の決め方
- 番号とSMSの扱いと注意点
- つながらない時の確認手順
海外での基本は「日本通信SIMはデータオフ、通信はeSIM」
海外でのスマホの使い方はいくつかありますが、はじめての方に分かりやすいのは、日本で使っている回線はデータ通信を止めておき、現地の通信はeSIMで確保するという組み合わせです。理由はシンプルで、「どの回線で通信しているか」が一目で分かるからです。
スマホは電源が入っているかぎり、アプリの更新やクラウドの同期など、自分で操作していなくても通信することがあります。日本の回線側のローミングをオフにしておけば、そうした通信が海外の回線に流れる状況を避けやすくなります。逆に言うと、オフにしていない状態のままだと、渡航先や契約内容によっては想定していなかった通信が発生することもあります。
なお、日本通信SIMを使っている方が海外でどんな選択肢を持てるのか、料金の考え方や渡航前後の流れを含めた全体像は、日本通信SIM(b-mobile)で海外旅行|スマホはeSIMで解決で整理しています。この記事は、その中の「出発前の設定まわり」を詳しく見ていくものです。
データローミングをオフにしておくと何が変わるのか
データローミングは、契約している通信会社のエリア外(海外の提携回線など)でデータ通信を行うための設定です。オフにしておくと、海外の回線を使ったデータ通信が行われない状態になります。
- アプリの自動更新や写真のバックアップなど、意図しない通信が起きにくくなる
- 通信に使う回線がeSIM側に固定されるので、残量の管理が分かりやすい
- 渡航先ごとの料金条件を細かく調べなくても、判断がシンプルになる
海外ローミングの提供状況・対象国・料金は、通信会社やプランによって異なり、変更される場合もあります。ご自身の契約でどうなっているかは、日本通信の公式案内で最新の内容をご確認ください(2026年7月時点)。この記事では特定の料金や条件は断定していません。
設定パターンを比べると違いが分かりやすい
先に3つのパターンを並べておきます。多くの旅行・短期滞在では、いちばん上のパターンが扱いやすい選択になります。
| 設定パターン | ネット接続 | 日本の電話番号 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 日本通信SIM=データローミングOFF+eSIM=ON | eSIMで利用できる | 回線としては残る(番号での発着信は使えない状態) | モバイルデータ通信の回線をeSIM側に切り替える必要がある |
| 日本通信SIMの回線そのものをオフ+eSIM=ON | eSIMで利用できる | 圏外扱いになる | 帰国後に回線を戻す操作を忘れやすい |
| 機内モードのみで過ごす | Wi-Fiのある場所だけ | 使えない | 移動中や屋外で地図・翻訳が使えず不便になりやすい |
iPhoneでの設定手順
1. 日本通信SIM側のデータローミングをオフにする
「設定」→「モバイル通信」→ 回線の一覧から日本通信SIMの回線を選び、「データローミング」をオフにします。回線に名前を付けておくと(例:日本の番号/旅行用)、どちらを操作しているか分かりやすくなります。
2. eSIMを追加する
Bloomy eSIMの場合は、届いた設定リンクを1タップし、画面の案内に沿って追加するだけです。追加そのものは出発前の日本にいるあいだに済ませておくと落ち着いて作業できます。うまく進まないときのために、手動での追加方法も用意されています。手順の画面つきの説明は設定ガイドにまとめています。
3. 現地に着いたら通信する回線を切り替える
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、通信に使う回線をeSIM側に変更します。あわせて、eSIM側の回線がオンになっているかも確認しておくと安心です。プランによって有効化のタイミングが異なる場合があるため、購入時の案内も見ておいてください。
Androidでの設定手順
Androidは機種によってメニュー名が少し違いますが、たどる場所はおおむね共通です。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」または「モバイルネットワーク」を開く
- 日本通信SIMの回線を選び、「ローミング」をオフにする
- eSIMを追加し、「モバイルデータ」に使う回線をeSIM側に指定する
- 必要に応じてAPNが自動設定されているかを確認する
端末がeSIMに対応しているかどうかは、機種と購入時期によって変わります。渡航前に対応端末の確認ページで見ておくと、当日に慌てずに済みます。
日本の電話番号とSMSはどうなるのか
データローミングをオフにしても、契約自体がなくなるわけではありません。ただし、海外にいるあいだ番号での発着信やSMSを利用できるかどうかは、契約している国際ローミングの提供内容によって異なります。番号やSMSを海外で使う予定がある方は、出発前に日本通信の公式案内で条件を確認しておいてください。ここは変わりうる部分なので、この記事では断定しません。
Bloomy eSIMについても正直にお伝えしておくと、基本はデータ通信専用です。LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます。使えないのは、電話番号での発着信(音声通話)とSMSだけです。銀行や各種サービスのSMS認証など、番号そのものが必要になる場面がある方は、日本の回線をどう扱うか、あるいは番号付きの手段を別に用意するかを、あわせて検討しておくと安心です。
この設定が向いている人/向いていない人
先に整理すると、通信量が読みやすい旅行や短期滞在には向いていて、番号を常時使いたい方には別の準備が必要になります。
向いている人
- 数日〜数週間の旅行や出張で、地図・翻訳・SNSが使えれば十分な方
- 通信の料金を分かりやすくしておきたい方
- 日本の番号は「残しておくだけ」でよい方
向いていない人・別の準備が必要な人
- 滞在中に日本の番号あてのSMS認証を頻繁に受け取る必要がある方
- 現地の番号で電話を受ける予定がある方(現地SIMや番号付きの手段の確認をおすすめします)
- 使用している端末がeSIMに対応していない方
現地でつながらないときに確認したいこと
順番に見ていくと、多くは設定のどこかで止まっています。上から確認してみてください。
- 機内モードがオンのままになっていないか
- eSIM側の回線がオンになっているか
- 「モバイルデータ通信」に使う回線がeSIM側になっているか
- eSIM側のデータローミングがオンになっているか(現地回線に接続するために必要な場合があります)
- 端末を再起動してみる/ネットワーク選択を自動にする
それでも改善しないときの詳しい対処はつながらない時の対処ページに、購入前後のよくある疑問はFAQにまとめています。通信の速度や安定性は、現地の回線状況・エリア・時間帯の混雑によって変わることがある点も、あらかじめ知っておくと落ち着いて対応できます。
出発前のチェックと次の行動
まとめると、やることは多くありません。①端末がeSIMに対応しているかを確認する、②日本通信SIMのデータローミングをオフにする、③出発前にeSIMを追加しておく、④現地で通信する回線をeSIM側に切り替える。この4つを押さえておけば、到着してすぐ地図や連絡手段を使える状態になります。
渡航先のプランを見ておきたい方は、eSIM比較ページから国名・データ容量・利用日数に合わせて探せます。料金や提供条件は変わる場合があるため、購入前に最新の表示をご確認ください。
※本記事の内容は2026年7月時点の一般的な設定手順をもとにしています。端末のOSバージョンや機種によって画面の名称が異なる場合があり、通信会社の提供条件も変更されることがあります。ご自身の契約に関する最新情報は各社の公式案内をご確認ください。

