最終更新日:2026年8月
auのスマホで海外用のeSIMを使うとき、「au回線はそのままでいいの?」「気づかないうちに海外のデータ料金がかかってしまわないか」と不安になる方は多いと思います。この記事では、出発前にやっておく設定と、現地に着いてからの切り替えを順番に整理します。結論から言うと、eSIM側でデータ通信を使うなら、au回線のデータローミングをオフにし、モバイルデータ通信の回線をeSIMに指定しておくのが基本の形です。難しい操作はなく、出発前の5分ほどで終わります。
- eSIMを使う日はau回線のローミングをオフ
- データ通信の主回線はeSIM側に指定する
- 設定リンクは出発前にWi-Fiのある場所で
- 通話とSMSはau回線に残す選び方もできる
- つながらない時は機内モードで一度整理
まず結論:au回線とeSIMは「役割を分ける」と迷いにくい
海外で二重に料金がかかるかもしれない、という不安のほとんどは、どちらの回線でデータ通信をしているか分からないことから来ています。そこで、渡航中はスマホの中の2つの回線に役割を分けてしまうのがいちばん分かりやすい方法です。
- データ通信=海外eSIM側(地図、検索、SNS、アプリ通話など、通信を使うものはすべてこちら)
- 電話番号とSMS=au回線側(日本の番号あての着信やSMS認証を受け取りたい場合に残す)
この形にしておくと、キャリア側の海外データ通信サービスが始まる状況そのものを避けやすくなります。一般に、海外向けのパケット定額サービスは、渡航先でキャリア回線を使ってデータ通信をしたときに利用が始まる形で案内されています。適用条件や料金はサービスごとに異なり、変更されることもあるため、詳しい条件はauの公式案内でご確認ください。費用面でどちらが向くかは日数や使い方で変わるので、金額の比較はau世界データ定額とeSIMはどっちが得?日数別に比較で整理しています。
出発前にやっておく3つの設定
先に結論として、出発前に済ませておきたいのは次の3つだけです。現地に着いてから慌てて操作しなくてよいように、日本のWi-Fi環境で終わらせておくと安心です。
| やること | 内容 | タイミング |
|---|---|---|
| ①eSIMを入れておく | 届いた設定リンクを1タップして、画面の案内どおり回線を追加する | 出発前・Wi-Fiのある場所 |
| ②au回線のローミングをオフ | au回線を選び、データローミングをオフにする | 出発前(当日でも可) |
| ③データ通信の回線を指定 | モバイルデータ通信の回線をeSIM側に切り替える | 現地到着後(機内モード解除後) |
Bloomy eSIMの追加は、購入後に届いた設定リンクを1タップして、画面の案内に沿って進めるだけです。QRコードの読み取りや手動入力は、リンクでうまく進めなかったときの代わりの方法として用意されています。手順の画面つきの説明は設定ガイドにまとめています。
iPhoneでの設定手順
iPhoneは「モバイル通信」の画面だけで完結します。回線ごとに設定が分かれている点を押さえておけば迷いません。
1. au回線のデータローミングをオフにする
「設定」→「モバイル通信」→ au回線(主回線など、契約中の回線名)をタップ →「データローミング」をオフ。ここでオフにしているのはデータ通信で、回線そのものを止めているわけではありません。
2. モバイルデータ通信をeSIM側にする
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」→ 追加した海外eSIMの回線を選びます。ここが日本の回線のままだと、eSIMを入れていても通信が始まらないことがあります。
3. 「モバイルデータ通信を切り替え」をオフにする
同じ画面にある「モバイルデータ通信を切り替え」がオンだと、状況によってもう一方の回線が通信に使われることがあります。渡航中はオフにしておくと、通信する回線が一つに定まって分かりやすくなります。
4. 現地に着いたらeSIM回線をオンにする
飛行機を降りたら機内モードを解除し、eSIM回線の「この回線をオンにする」が有効になっていることを確認します。数十秒ほどで現地の回線名が表示されることが多いです。
Androidでの設定手順
Androidも考え方は同じで、回線ごとにローミングを切り、データ通信に使うSIMを指定するだけです。ただしメーカーやOSのバージョンによってメニュー名が変わります。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」(または「モバイルネットワーク」)を開く
- au回線を選び、「ローミング」をオフにする
- 「モバイルデータ」に使うSIMとして、追加した海外eSIMを選ぶ
- 現地到着後、eSIM側の回線がオンになっているか確認する
「SIMカード」「デュアルSIM」「優先SIM」など名称が違う場合は、SIMや回線の一覧が出る画面を探すとたどり着けます。端末がeSIMに対応しているかどうかは、購入前に対応端末の確認ページで見ておくと安心です。
通話とSMSはどうなる?データ専用eSIMの正直なところ
先に結論を書くと、Bloomy eSIMはデータ通信専用です。ここは誤解が生まれやすいので、はっきりしておきます。LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり使えます。使えないのは、電話番号での発着信(音声通話)とSMSだけです。
日本の番号あての着信やSMS認証を受け取りたい場合は、au回線を有効にしたまま渡航する形になります。ただし、海外での着信や受信にも料金がかかる場合があり、条件は契約内容やサービスによって異なります。渡航前にauの公式案内でご確認ください。番号やSMSがどうしても必要な場面が多い方は、現地SIMや番号付きプランもあわせて検討すると選択肢が広がります。
この組み合わせが向いている人・向いていない人
結論として、旅行や短期の出張でデータ通信が中心の方には、eSIMを主役にする形がよく合います。一方で、番号での通話が業務上欠かせない方は、キャリア側のサービスを軸にしたほうが手間が少ない場合もあります。
| こんな方 | |
|---|---|
| 向いている | 地図・検索・SNS・アプリ通話が使えれば十分/滞在日数や使うデータ量がある程度読める/通信費を必要な分だけに抑えたい/複数の国をまたいで移動する |
| 向いていない場合がある | 日本の番号での発着信が頻繁にある/現地で電話番号あての認証を何度も受ける予定がある/端末がeSIMに対応していない、またはSIMロックの状態が不明 |
どちらが自分に合うか決めきれないときは、滞在日数と1日に使うデータ量から考えると整理しやすくなります。渡航先ごとの容量・日数の選び方はeSIMガイドの記事一覧でも扱っています。
現地でつながらないときの見直し手順
結論から言えば、多くは順番に確認していけば戻せる内容です。慌てて設定を消してしまう前に、上から順に見ていってください。
- 機内モードを10秒ほどオンにしてからオフに戻す(回線の探し直し)
- eSIM回線がオンになっているか確認する
- 「モバイルデータ通信」の回線がeSIM側になっているか確認する
- eSIM側のデータローミングがオンになっているか確認する(海外eSIMは現地の回線につながる仕組みのため、こちらはオンが基本です)
- それでも変わらなければ、端末を再起動する
au回線側はオフ、eSIM側はオンと、逆の設定になる点が分かりにくいところです。画面ごとの確認方法はつながらないときの対処ページに整理しています。それでも解決しない場合は、よくある質問もあわせてご覧ください。
渡航先のプランを探すときの考え方
設定の見通しが立ったら、次は容量と日数選びです。目安として、地図とメッセージ中心なら1日あたりの消費は控えめですが、動画やビデオ通話を長時間使う日が多いと、その分まとまった容量が必要になります。迷ったときは、日数に対して少し余裕のある容量を選ぶか、足りなくなったときに追加できるかどうかを確認しておくと安心です。
渡航先が決まっている方は、eSIM比較ページから、国名・データ容量・利用日数に合わせてプランを探せます。表示されている内容が最新のものになりますので、購入前にご確認ください。
まとめ:出発前に確認しておきたいこと
au回線と海外eSIMは、片方を選ぶというより役割を分けて持たせると考えると設定が決まります。データ通信はeSIM、番号とSMSはau回線。この形にして、au回線のデータローミングをオフにしておけば、意図しないデータ通信を避けやすくなります。出発前にeSIMを入れておき、現地で回線をオンにする。やることはこれだけです。
プラン内容・料金・対応国・利用条件は変更される場合があります。また、通信の速度や品質は現地の回線状況・エリア・混雑によって変わります。auの海外向けサービスの料金や適用条件については、auの公式案内で最新の内容をご確認ください(本記事の内容は2026年8月時点の情報をもとにしています)。

