無制限タイプのeSIMを購入する前に、「1日の高速データを使い切ったあと、実際どのくらいの速度になるのか」を数値で確認できるようになりました。これまで「超過後は低速になります」とお伝えするにとどまっていた部分を、プランごとの実際の最大速度(例:最大512kbps)と、その速度でできることの目安まで表示するように改善しています。「無制限」という言葉だけでは判断しづらかった部分を購入前の画面で具体的に確認できるため、旅先での「思っていたのと違う」を前もって減らせます。
- 低速化後の最大速度を購入前に確認可能に
- 速度の目安はプランごとに表示
- 128kbps〜1Mbpsで体感は大きく変わる
- 公平利用ポリシー(FUP)の基礎
今回のアップデート内容
- 購入確認画面に速度の目安を表示:1日の高速データ量を使い切った後の最大速度と、「その速度で何ができるか」の目安を、プランごとに表示するようにしました。
- 説明文をプランに合わせて出し分け:低速化後の速度はプランによって異なるため(128kbps〜1Mbpsなど)、一律の説明ではなく、そのプランの速度に合わせた内容が表示されるようにしました。
- データ容量表記の整理:プラン詳細ページのスペック表は「無制限」とシンプルな表記にし、高速データ量や速度制限などの詳しい条件は、同じページの注意点セクションと購入確認画面で丁寧にご案内する形に整理しました。
なぜ改善したのか
無制限タイプのeSIMには、多くの場合「公平利用ポリシー(FUP)」と呼ばれる仕組みがあり、1日の高速データ量を使い切ると通信速度が制限されます。これ自体は海外eSIMの無制限タイプでは標準的な仕組みですが、「低速になります」という説明だけでは、「低速って、地図は見られるの?」「LINEのやり取りはできるの?」という、旅行中にいちばん知りたいことが分かりません。
同じ「低速」でも、128kbpsと1Mbpsでは体感がまったく違います。前者はテキストのやり取りが中心になる速度、後者はSNSや標準画質の動画までおおむね届く速度で、旅のスタイルによって「困るかどうか」の分かれ目が変わります。速度の“解像度”を持って選べれば、購入後のギャップをあらかじめ減らせます。都合の良いことだけを大きく書くのではなく、制限の内容こそ具体的に伝える——今回の改善はその考え方に沿ったものです。
そもそも「無制限eSIM」と公平利用ポリシー(FUP)とは?
無制限eSIMとは、利用期間中のデータ総量に上限を設けないタイプのeSIMです。ただし「無制限=いつでもどこでも高速で使い放題」ではなく、多くのプランには公平利用ポリシー(FUP:Fair Usage Policy)が設定されています。これは、一部の利用で回線が集中してほかの利用者の通信品質が下がることを防ぐための仕組みで、1日あたりの高速データ量を使い切ると、その日のうちは通信速度が制限されるのが一般的です。
覚えておきたいポイントは次の2つです。
- 日付が変わると高速データ量は回復する:低速化は「その日の残り時間」だけの話で、翌日にはまた高速で使えます。
- 速度は現地の環境にも左右される:高速データの範囲内でも、現地のネットワーク状況・エリア・混雑によって実際の速度は変わります。表示している最大速度は「上限の目安」として捉えるのが安心です。
低速化後の速度で、どこまでできる?(目安)
低速化後の最大速度はプランごとに異なります。速度ごとの体感の目安をまとめると、次のようになります。
| 低速化後の最大速度 | できることの目安 |
|---|---|
| 128kbps前後 | テキスト中心のメッセージの送受信、地図の文字表示など。画像や動画の読み込みは難しい場面が多い |
| 384〜512kbps前後 | メッセージ・地図・テキスト中心のWeb閲覧はおおむね可能。画像の多いページや動画は読み込みに時間がかかる |
| 1Mbps前後 | SNSや標準画質の動画もおおむね利用できる水準。大きなファイルのダウンロードには不向き |
実際の体感は、現地のネットワーク状況・エリア・混雑によっても変わります。また、低速の状態でも工夫の余地はあります。たとえば出発前に地図のオフラインデータや翻訳アプリの言語データをダウンロードしておくと、低速時でも道案内や翻訳を使いやすくなります。写真のバックアップや大きなアプリの更新は、ホテルのWi-Fiや高速データが回復した翌日に回すのも定番の使い方です。
購入前の確認ポイントと向き不向き
今回の表示改善を活かすと、「自分の使い方でその低速に耐えられるか」を軸にプランを選べます。目安として、次のように考えると選びやすくなります。
1日上限型の無制限プランで困りにくい方
- メッセージ・地図・調べものが中心で、動画は時々見る程度
- 日ごとの残量を細かく気にせず使いたい
- 滞在が長く、日によって使う量に波がある
高速データ量の多いタイプの検討が安心な方
- 毎日動画を長時間見る、ビデオ通話が多い
- テザリングでパソコンをつないで仕事をする
- 低速化した状態で過ごす時間をできるだけ作りたくない
後者に当てはまる方は、高速データ量の多いタイプや、1日の高速データ上限がないUnlimited Maxのようなプランを検討すると安心です。渡航先・容量・日数からプランを探したい方はeSIM比較ページを、無制限タイプの選び方の詳しい解説は無制限eSIMの記事一覧をご覧ください。実際に選べるプラン・料金・利用条件は国・地域によって異なる場合があるため、購入前に比較ページの最新表示をご確認いただくと確実です。
あわせて知っておきたい注意点
Bloomyの無制限eSIMを含むプランは、基本的にデータ通信専用です。電話番号での発着信(音声通話)とSMSは利用できませんが、LINE・WhatsApp・Messenger・FaceTimeなどのアプリ通話(データ通信を使う通話)は通常どおり利用できます。番号やSMS認証が必要な方は、別の手段もあわせてご確認ください。
- テザリング可否はプランによって異なります:パソコンをつないで使う予定がある方は、購入前にプランの条件をご確認ください。
- お使いの端末がeSIMに対応しているかは、対応端末の確認ページで事前にチェックできます。
- 設定は届いた設定リンクを1タップ→画面の案内で追加→現地で回線をオン、という流れです。手順の詳細は設定ガイドを、現地でつながらない時はトラブルシューティングをご覧ください。
Bloomyらしくこだわった点
「無制限」という言葉は誤解が生まれやすいからこそ、誇張した表現ではなく、プランごとの実際の数値をそのまま表示することにこだわりました。表示は購入の流れを妨げない控えめな情報ボックスにとどめ、「良いことだけでなく、制限も先に伝える」ことを優先しています。購入前に少し立ち止まって確認できる情報があることは、遠回りに見えて、結果的に「自分に合ったプランを選べた」という安心につながると考えています。
今後の改善予定
今後も、購入前に知っておきたい条件(速度・利用条件・対応端末など)の見せ方を段階的に見直していく予定です。内容は順次調整していくため、最新の表示は各プランページでご確認ください。
関連ページ
※本記事の内容は2026年7月時点のものです。低速化後の速度や利用条件はプランによって異なるため、ご購入前に各プランの最新の表示をご確認ください。

